今年の桜の最新開花予想は、
東京だと3月18日とのことですね。
(3月15日現在)
もう桜もそこまで！
【前書き】(※2021年春記事、大幅改)
『花前(はなまえ)』という言葉は、
聞いたことがありませんよね？
「季語」ではありません。
この『花前』は、
元々は「連句」で使われている言葉です。
私の教授で俳人の故・平井照敏先生に
学生時代に習った
「いつか季語になるかもしれない」言葉。
『花前』とは、
「桜の花芽が出た頃から桜が咲く前」の
短い時期をいいます。
桜は私たち日本人にとり、
特別な思いがありますよね？
そんな桜が咲くのを心待ちにしつつ、
厳かに、
少々襟を正して待つという意味が
含まれています。
なので、
今日の句は「無季句」となります。
(昔の記憶なので、上記少しうろ覚えですm(._.)m)
箸づかひ正し暮らしぬ花の前
はしづかいただしくらしぬはなのまえ
ルナ
(NHKラジオ俳句・入選句)
【自句自解】
★「連句」… 俳諧(はいかい)用語。 十七音節（五・七・五）の長句と十四音節（七・七）の短句を、一定の規則に従って人々が交互に詠む様式。
★俳句では「花」といえば「桜」のことを指すが、連句では桜とは決まっていない。
だが、私のこの俳句は「桜」として作っている。
★「花前」の句
花前をすこしうやうやしくくらす 平井照敏
意識しないと私は箸を正しく持てません。
箸の持ち方といった
そんな小さなことですが、
このご時世のなか、
身辺の埃を払って明鏡止水の心持ちで
開花を待ちたいと思います。
【後書き】
NHKラジオ俳句(文芸選評)に入選すると、
ラジオで先生に読み上げられ、
選評をいただけるのですけど、
本格的に作句を独学ではじめて1ヶ月だった私は
まさか入選するとは思わず、
聴き損なったのですが、
ラジオを聴かれていたご近所さんに
私の句が入選していたことを教えていただきました。
なので、
雑誌のNHK俳句に掲載されたのを買っただけです😅
残念すぎます😭笑
…今回は以上m(._.)mお読みいただき感謝です！
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