昨日、氷艶公式から次のようなお知らせがありました。抜粋します。

 

アイスショー「氷艶hyoen2024 -十字星のキセキ-」につきまして、この度制作上の都合により、度重なる協議の上、宮本亞門さんは「演出」から「演出原案」とさせていただくことなりました。

ここからは亞門さんからいただいた素晴らしい演出案をもとに、今後、氷艶チームが一丸となり、作品を完成させたいと意欲を燃やしております。これまで独自の世界観と演出プランを練ってくださった亞門さんには心から敬意と感謝を申し上げます。

 

アイスショー「氷艶hyoen2024 -十字星のキセキ-」につきまして、宮本亞門さんの「演出原案」への変更に伴い、これまでの氷艶の全公演に携わってこられた尾上菊之丞さんに「演出統括」としてチームを率いていただくこととなりました。
また、「氷艶 hyoen 2019 -月光かりの如く-」の出演者でもある
福士誠治さんが、演技指導として参加くださることとなりました。

 

昨日ちょうど高橋大輔さんがぽかぽかに生出演しているときにこのお知らせが流れてきてファンの間には激震が走りました。私も驚きました。みなさんなるべくネガティブなことは言わないようにされながら心配されているのが伝わってきます。宮本亜門さんと製作側に何があったのか。私も一日考え続けて一つの結論にたどりつきました。ひょっとしたら的外れかもしれません。あくまで1氷艶ファンによる願望こみの憶測ですがよかったら読んでみてください。

 

 

骨組みはそのまま

氷艶公式からのお知らせからわかるのは

 

・宮本原案はそのまま(演出は降りる)

・尾上菊之丞さんが演出総括

・福士誠治さんが演技指導

 

本番まで一か月を切り、稽古も始まった今、ストーリーやキャスティングを変えることは考えられません。ゆずさんによる主題歌、劇中歌もそのままだと思われます。では何を変えるための演出変更なのか。

 

 

セリフが多すぎ?

これまでに出てきた情報の中で個人的に気になったのは「(スケーターの)セリフが多い」という点です。主演の大輔さんも「前回より多い」と言っていますし、初出演(ワンピースで演技経験はあるがセリフは初めて)の友野くんも「めっちゃ多い」と言っています。友野くんが多いということは同じくセリフが初めての哉中ちゃん、島田くんも多いということ。これには少し不安を感じたファンの方も多かったんじゃないかと思います。一人でも下手な人がいると学芸会になりかねないので。私も最初はそう思いました。ただ、今回の問題点はそれだけではないと思います。

 

私が制作側の人間だとしたら問題視するのは全体的なセリフの多さですね。歌の場合は誰かが歌っている間、他の人が滑るということができますが、セリフをしゃべっている間は動きが止まります。前回の大輔さんや荒川さんもセリフをしゃべってから滑りだすという感じでしたよね。歌とスケートは同時進行できるけど、セリフとスケートの同時進行は難しいと思われます。

 

 

アイスショーと陸舞台の違い

氷艶はあくまでアイスショーの進化形。

セリフや歌が主体になりすぎると氷上でやる意味がなくなります。破沙羅はスケーターのセリフなしで成り立っていましたし、月光かりのセリフは最小限でした。陸の舞台なみのセリフをつめこむと耳から入る情報量が多すぎてかえってわかりにくくなる。

 

あくまで憶測ですが、前回よりセリフを大幅に増やし陸の舞台に近づけたい亜門さんとスケート主体で行きたい製作側で意見が合わなかったんじゃないかと思います。

 

亜門さんに代わり演出総括となった尾上菊之丞さんは氷艶シリーズ全てに関わってきました。彼が全体の慣習、演出を担当したLUXEでは、特にナルシス(高橋大輔、田中刑事)と食虫花(荒川静香、吉野晃平)のノンバーバル表現が見事でした。

 

そして演技指導に入った福士誠治さんは、月光かりとLUXEに出演。演技初心者だった高橋大輔を「役者に育てた」ともいえる方。テレビ出演の多い有名俳優さんであるだけでなく、舞台演出や音楽活動もされています。スケートも上手ですし、初めてセリフに挑戦する若手スケーターの先生としてこれ以上心強い方はいないと思います。

 

氷艶を守るために

有名演出家が土壇場で「降りた」ことでこの舞台が破綻するんじゃないかとか評判が落ちるんじゃないかという不安をお持ちの方もきっと多いでしょう。私はむしろその逆で破綻や失敗を避けるための今回の決断(製作側の)だったんじゃないかと思っています。これもあくまで憶測ですが、新演出は亜門さんのストーリーやキャラクターはそのままに、(スケーターの)セリフは量より質重視、全体的にはよりスケート重視になるんじゃないでしょうか。そして、これも憶測ですが、今回は高橋大輔さんも振付や演出にアイデアを出しそうな気がします。

 

宣伝はやりにくくなるかも

現在関東地方の駅で氷艶のポスターが多数貼られているようですが、宮本亜門演出と書かれたまま。テレビCMなども宮本亜門演出と入っているのでそこは変更しなければなりませんね。テレビでの特集などもちょっとやりにくくなるかも。

 

後は楽しみに待つだけ

私たちファンに出来ることは正直何もない(笑)。チケットは入手済みだと思いますし、後は信じて楽しみに待つだけですね。

 

 

 

 

 

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