「主催者からのコメント」から一部抜粋

 

今年のザ・アイス、お気づきかと思いますが、ネイサン・チェンがいません。都合が合わず、出演が叶いませんでした。近年ザ・アイスの中心的存在だったネイサンが不在なのはとても残念ですが、同時にネイサンの今後の更なる活躍を応援したい気持ちです。そして、いつかザ・アイスに戻ってきて欲しいと願っています。ネイサン以外にも、これまでのザ・アイスで人気だった出演者で、今年出演に至らなかったスケーターが複数います。アイスショーの出演者が決まるまでには、紆余曲折あるのです(涙)。

そんななか、今年ひとつの賭けに出ました。「シングルスケーターは男子のみ」というキャスティングに踏み切ったのです。文字通り世界中から、「活きの良い」男子スケーター達を厳選しました。更に、世界的な和太鼓集団「鼓童」との迫力あるコラボ氷上ナビゲーター投入などの新企画で、ワクワクを増量注入します。

 

抜粋ここまで

昨年と今年の出演者を表にしてみました。

 

「これまでのザ・アイスで人気だった出演者で、今年出演に至らなかったスケーターが複数」。これは、かなだい、りくりゅう、友野くんじゃないかと思います。りくりゅうは怪我からの回復や来シーズンの準備を優先したんじゃないかな。次のオリンピックのメダル候補ですしね。かなだいは事務所の意向だと思います。去年好評だっただけに今年も出演となると日程の近いフレンズの集客に影響するのは間違いない。よそのショーより自前のショー。宇野くんと大輔さん、両方は貸せないよってことじゃないかな。そして友野くんがインしなかったことにショックを受けているファンの方をたくさん見かけたのですが、主催者側が積極的に彼をはずすことは考えられません。ただ、彼の場合りくりゅうのように「競技優先」でショーを断ることも考えにくい。可能性として一番高いのは「滑走屋」じゃないかなと私は思います。もしそうならかなだいがインしない理由もそちらになりますね。フルメンバーで再演するとなると出来るだけ早い方がいいですし、現役選手が多いのでシーズンオフの方がいい。氷艶より後でとなると7月の可能性は十分あるんじゃないかなと思います。

 

女子シングルを外したことに対して批判的な意見をちらほら見かけるのですが、チケットの売り出しと同時にショーのコンセプトとキャストを発表したのはとてもいいことだと思います。日本のアイスショーは今乱立気味。スケオタの数は限られているし、一人一人が払える額にも限度があるので、客の奪い合いになっています。昨年のTHE ICEは久しぶりに高橋大輔がイン(かなだいとしては初)したことで、かなり大輔ファンを意識した構成になっていたと思います。パパシゼとチョクベイという世界トップのカップルと一緒にかなだいを滑らせたり、大輔さんを陸で踊らせたり。今年意識すべきは誰のファンか。言うまでもなく昌磨ファンです。宇野選手は毎年たくさんのショーに出ますが、今年はTHE ICEの他にSOI(4月)、PIW(4月末~5月)、FOI(8月末)に出演します。そんな中、昌磨ファンを惹きつけるにはどんな構成、演出がいいのか。そこで「男祭り」ですよ。昌磨くんのファンは昌磨くんが圧倒的に目立つような演出より、仲間と一緒みたいな演出を好む印象があります。三銃士とか五銃士とか。

 

新しく入った男子メンバーの中で日本のショーでおなじみなのはデニス・ヴァシリエフス選手のみ。国籍はエストニア、ラトヴィア、ジョージア、イタリア、カザフスタン。カザフスタン以外はヨーロッパの国です。そのカザフスタンのシャイドロフ選手もヨーロッパ系のお顔だち。知名度度外視で白人イケメンを揃えましたって感じ。

 

そしてアーティストは鼓童。イケメン男子スケーターズと和太鼓のコラボ。これは結構刺さる人いるんじゃないかな。名古屋、大阪+地方公演でずっとやってきたTHE ICEが初めて人口の多い関東圏でやる(関西人的には残念ですが)のも集客的にはプラスになるんじゃないでしょうか。

 

 

 

 

 

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