仏像彫刻~○○の手習い~

仏像彫刻~○○の手習い~

三十代からの仏像彫刻

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まず、最初に習うのが、地紋彫りです。

これは、仏像の台座などによく見られる花菱模様です。


基本的に、左右の小刀しか使いませんが、色々な使い方を学びます。


木目には、順目と逆目があり、それに沿って彫る為に、

小刀を使い分けます。


大雑把に順番を書くと、


①曲尺や定規等を使いながら、鉛筆で模様を書く

②菱形の縦方向、横方向の下絵を小刀で切り込みを入れる

③順目方向を小刀(左)で削る

④逆目方向を小刀(右)で削る

⑤V字の溝をつける

⑥模様を付け加える

⑦中心の菱形を削る


です。


次回はもう少し詳しく。

前回、仏像の種類は大きく分けて如来、菩薩、明王、天の4種類あると書きました。

◇如来

衣だけを身に着けて装飾品や宝冠などは一切身につけていない。

釈迦如来、薬師如来、阿弥陀如来など


◇菩薩

きらびやかな装飾品や宝冠を身につけた王子としての裕福な姿。

弥勒菩薩、文殊菩薩、普賢菩薩など


◇明王

如来の化身で仏教の教えを聞き入れない激しい煩悩をもったものを怒りの相で説き伏せる。

不動明王、大威徳明王、孔雀明王など


◇天

仏教に帰依し、如来や菩薩、明王などに仕えて仏教を護る役割を果たす。

梵天、帝釈天、弁財天など


自分はこの中で、菩薩が一番興味を惹かれます。

その中でも、十一面観音、不空羂索観音、如意輪観音、准胝観音が特に興味を惹かれる形です。


時間があれば、実物を見に行きたいと思っています。


さて彫刻刀はほぼ完成したのですが、
数本だけ別の色に塗ろうと思っていて、100%は完了していません。

出来栄えとしては、まだ満足できるものではないのですが、
次回追加で作る時は、もっと上手く作りたいなと思ってます。

色もまた違った色を塗ってみたいなぁなんて考えてます。

閑話休題。

私も仏像を彫ってみたいと思いましたが、
今まで、あまり仏像を見に行ったりしたことがなく、全然詳しくありません。

ただ、今彫るにあたって、仏像の種類も知っておきたいし、
自分はなにが彫りたいかもはっきりしておきたいですね。

基本的な話で、
色々な本に書かれていますが、
大きく分けて4種類あります。
如来、菩薩、明王、天です。
そのほか、羅漢や高僧などもありますね。

次回は、このつづきと作業内容を
投稿予定です。