チームビルディング | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆さん
おはようございます。


月例の物流マネジメントセミナーでは、
第一部で物流企業の経営者による事例学習、
第二部では、異業種や専門分野の講師を招き学ぶ、
4時間の濃密な交流勉強会を行なっています。
1月度の昨日は、第1部にて一般社団法人ドライバー・ニューディール・
アソシエーション(DNA)の理事長で、セイワ輸送の杉本社長に講演を頂いた。
DNAはトラックドライバー甲子園を運営する非営利団体で、
杉本社長からこれまでの歩みや、運営に対する熱き想いを
語って頂きました。
私も約1年半前からDNAの運営に参画し、共に活動しているが、
DNAの在り方やトラックドライバー甲子園の意味を改めて
考える機会となった。杉本社長には心より御礼を申し上げたい。
第2部では、チームビルディング、山田唯夫講師、
彼は何をかくそう私の実弟。
この度、3月にオープンするヤマネット名古屋セミナールームの
皮切りにビジネススクールを開講。
コーチング、ブランディング、チームビルディングと
3人の専門講師を招く。実弟はそのうちの一人。
弟は、三人兄弟の末っ子(私の一つ上に兄がいて私は次男、
弟は七つ下、山田三兄弟)で、父が創業した飲食業の後継者、
5年前に社長となり、名古屋及びその周辺エリアにて焼肉、居酒屋、
肉の小売業を店舗展開。人材育成の手腕がかわれ、
セミナーや講演の講師の依頼がこのところ多いようで、
本業経営の傍ら依頼企業に出向きチームビルディングの講師と
しても活動している。 
なんとも血は争えない(笑)
昨日は、そんな弟の講演を初めて観た聴いた。
終了後の参加者皆さんの評価はとても高く、私の弟ということで、
多少のリップサービスは、あったとしても、
上々の出来ではなかったかと思う。
しかしながら、実兄の私としては、講演中なかなか落ち着かず、
ハラハラしていたというのが正直な心境だった。
七つ下の歳の離れた弟とあって、私がトラックドライバーで
社会人デビューした時にはまだ小学生。
80歳のお母さんが60歳の息子の健康を心配するのと同じく、
いくつになっても兄弟、年の離れた頼りない弟にみえてしまう
のであります。
見る位置や、角度、距離によって、その景色はまるで違って
見えるのと同じように、私から見る彼と、他人や世間から
見える彼とでは、別人のようです。
頼りなくみえる息子が小学校の先生をし結婚し所帯をもった。
頼りなくみえる娘が米国ボストンへ留学した。
頼りなくみえる弟が立派に会社経営をし講師として人材育成を
している。
頼りなくみえるドライバーもトラックに乗務し沢山の商品を
納品先まで輸送し、
逞しく仕事をしてくれている。
彼らが頼りないのではなく、彼らを頼りないと思う自分なんだと
気づかされる。
そんな自分が子供、部下、後輩の成長にブレーキをかけてしまって
いるのかもしれません。
強い組織(チーム)を創るには、相手に対する上から目線の傲慢な
ブレーキを解き、自分の意識の立ち位置を少し変えてみる、
相手を見る角度や距離を少し変えてみる。違った景色が見える。
チームビルディングの源は、そこだ。
弟の講演から一夜明け、今、キーを叩きながら
そんなことを考えている。

今日も一日良い日になります。
物流応援され団長・山田 押忍!