フランスの半旗 | 子宮頸がんサバイバーのつぶやき。トラケ後5年経ちました!

子宮頸がんサバイバーのつぶやき。トラケ後5年経ちました!

2012年7月、子宮頸がん手術(広汎性子宮頸部摘出術=トラケレクトミー)を受けました。無事、2017年7月に5年経過致しました。
現在の悩みはリンパ浮腫。もっと仕事がしたいのに、痛くて思うように出来ません!

金曜日の夜、いつもと変わらぬ夜を家で過ごしていた。

お風呂を済ませ、台所で洗い物をしていたら上空をヘリコプターが飛んでいた。
今まで一度もこんなことは無かったので、何かあったのかなーと気にとめなかった。

その後、22時頃だったか、付けっ放しのTV画面が事件現場のような映像を流し続けているので、大きく書いてある”fusillade”という単語をスマホで調べてみたら、銃撃ということが分かった。

それでも、どこかで銃撃事件が起きたんだなと思っただけだった。

夫に、10区のレストランで銃撃事件があったみたいよ、と話していたら、夫は11区だと言う。
テレビでは10区と出ている。
そこで我々はどうでもいい言い争いをしつつ、まだテロだと言うことに気付いてなかった。
夫の友人が、スタジアムでサッカーを見ていたが、スタジアムから出られなくて困っているという話をSNSで投稿していたようで、ようやくこれは大ごとなのだと気付き始めた。

その後もテレビでは、現場からの中継を続けており、立てこもりが起きていることも知った。
23時台だったと思うが、オランド大統領の会見が生中継され、ようやくテロだということが認識できた。
フランス語が分からないので、緊迫感は伝わってくるものの詳細が分からず、BBCの生中継web動画から、情報を取り始めた。

その後、劇場で起きた惨劇を知り大きなショックを受けた。
翌日の土曜日に予定していたシャルトル行きを延期しようと決断し、夜中の2時頃に友人と連絡を取り合った。

土曜日は本当に静まり返っていて、通りを歩く人も少なかった。
パリ市からは、市民に自宅待機を呼びかけるアナウンスがあった。
どんよりと寒い1日だった。

今日、日曜日は快晴で青い空が見えていた。なんだか、日本のお正月のような感じ。買い物に行こうと外に出ると、相変わらず人は少ないものの、パン屋さんなどはものすごい混み具合で、昨日はみんな家にいたのかな~と思わせる勢いで、売れていた。
市民の生活は、それでも続いていくのです。

フランスは喪に服す3日間の最中、公共施設では半旗がかかげられています。
すぐ近くの公立小学校の半旗は、こんなモノでした。

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分かりにくいですが、旗の根元のところに黒いリボンのようなもので、竿にくくりつけてあります。

半旗というと、竿の真ん中あたりまで旗の位置をさげるやり方をよく見ますが、黒いリボンで旗をまとめてしまうタイプは、初めて見ました。
フランスでも、どちらのタイプもあるみたいです。

左側の青い旗はEUの旗で、必ずセットで対になって掲げられています。

まだ、市民も外を歩いている時は警戒している感じで、他人をよく確認している様子が分かりました。
カバンをジーッと見られたり、家を出る時に周囲を見回す姿をよく見ました。

私の場合、ビビリなので普段からそうなんですけどね…

銃撃されたレストランがあるエリアは、先週日曜日に行ったばかりでした。

こんな事件が起きてしまい、本当に悲しいです。
エッフェル塔も、無期限休業とか。
美しいライトアップも、しばらくは見られません。

パリに平和を。
世界がどうかどうか、平和でありますように

※追記: エッフェル塔は16日から営業再開するようです。消灯しているエッフェル塔は不気味な程悲しいです。
パリの日常は続いていきます…