【変態とは】PREDATOR【何だろうか?】 | ぶたきち漫遊記

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FF11は完全に止め、DQ10はたまに釣りしにログインしています。最近は卓球関係くらいしかネタが無いので、卓球記事が中心になっています。

本日はお日柄も良く、大変休日日和でございます・・・知らんけど真顔


実は、最近悩みがありまして・・・


変態とは一体何だろうかはてなマーク


と、ふと考えてみると、意外にも奥が深いと言う事に気付き、私が思っていた変態ラバーは本当に変態なのだろうかと考える様になっております。


私は今まで、兎に角相手の回転をそのまま強く返し、自然な軌道の変化と回転の反転で相手を混乱させる物を変態ラバーだと考えていました・・・


昨今の若い衆相手に戦った経験や、ここ最近の私の敗因を考えていると、そういったラバーは、相手をびっくりはさせるものの恐怖を与えている訳では無いと言うふうに感じてきています。


私の卓球コンセプトとしては、どんな相手であろうと、


あいつと試合するといつも以上に疲れる、面倒臭い、しつこい、意味が分からない


等、たとえ勝っても精神的にダメージを与えてトラウマを植え付けてやりたい卓球を目指しております。


そうすると・・・どんなに回転が強くても、規則的に反転し続けるラバーだとそういう物だと思って打ち返されてしまう事態に陥ってしまいます。


・・・前置きが長くなりましたが、そういう性能のラバーは、初心者相手だと絶大な威力を発揮しますが、一癖も二癖もあるベテランの爺共に通用しないんですえーん


そして、そういった性能のラバーの多くは、レシーブが難しく、咄嗟に手を出した時に喰らってふかします。


そういう事を省みて、硬めのラバーを使ってみようとここ暫く使ったTRICKWAVEですが、ブロックは切れて止まり、攻撃もやりやすく、プッシュが早い。


しかし、若干喰らいやすいと感じまして・・・レシーブが少し難しかったんです。


軌道が不必要に変わらないので相手を振り回しやすく、凄く戦いやすいラバーなだけに、これの喰らわないバージョン的なラバーは無いだろうかと考えておりました。


私が今まで使ったラバーで喰らわないと感じたラバーは、L・S・DExtraLong、Kamikaze、KamikazeGreen、ヘルファイアX、Phoenix等、ざっと思い返すとこんな感じですが、どれも飛距離がどうにも前に進みすぎたり飛ばなすぎたり・・・


そして、上記で硬めのラバーは滑って私の振り方では攻撃が入りにくいと言う欠点もあり、YouTubeで粒高試打動画を片っ端から見返してみました真顔


すると、1枚のラバーが目に入ってきました。





マテリアルスペシャリストのPREDATORビックリマーク



このラバーは、WRMがマテリアルスペシャリストを扱い始めた時から扱っているラバーで、私は到底扱えないだろうと今までスルーしていたラバーです。



しかし、今ならどうだろうかはてなマーク



物は試しにと購入してみました。





シートは結構厚めでしっかりしており、粒は最近使った粒と比べると大きめです。



KamikazeGreenよりも少し太めでしょうかはてなマーク



粒自体の硬さは、指で曲げてみると、まぁまぁな硬さは感じますが、曲がりにくくは無いと思いました。



Grassの時も思いましたが、粒の太さが作用して硬さはしっかり感じるだろうと思います。



エキスパート2に貼り、球突きしてみますと、ゴッゴッと硬い粒の音がし、そんなに飛んでいかない飛び方をしました。



思ったよりも飛距離は抑えられているのかなはてなマーク



後は回転の喰らい具合はどんなもんだろうかと少しワクワクしながら昨夜の練習に行ってまいりましたムキーッむかっ



ダブルス形式で基礎打ち的な事をし、粒面を使用し始めますと・・・



相手の回転がかなり無効化されているのが初手から感じられましたびっくり



横が来ても前が来ても面を垂直にして当てれば変な方向に殆ど飛んで行かずに狙った付近に落とすことが出来ました。



硬い粒特有の変にポーンと飛ぶ事が比較的少なく、距離感はTRICKWAVEよりは少し距離は出ますが、KamikazeやL・S・DExtraLongよりは抑えられていると感じました。



つまり、丁度コートに収まる距離感ですね。



スンッと飛んでいく訳でもなくて、ネット付近から急に失速していく打球が出やすかったです。



スピン反転は、正直オートでは弱いですね。



当てただけだと結構ナックル気味に飛んだり、少し回転残したりと、不規則な反転を見せていたと思います。



レシーブ時や相手の打球が弱かった時に表面で横に擦ったりすると若干グラッとしてバウンド後に少し軌道が変わる程度ですが、狙った所に飛ばした後に変化しているのでこれはこれでいい変化が出ていると思いました。



オートではそんな感じですが、切ってみると思ったより切れます。



若干ナックルが多めの返球からだと、突然切って返されると、あれはてなマーク切れてるとなると思います。



実際ブロックの合間に切った時に相手が落としてはてなマークえー?はてなマークとなっている事が有りました。



ブロックに関してですが、先に書いた通り、結構回転を無視して返球してくれます。



かなり回転がかかったループも、ほぼ当てるだけでネットギリギリの高さで飛んで行ったり、決めにかかったドライブも、ラケットに当たりさえすれば低く相手のスピードをほぼ反射して返球する事が多かったです。



ドライブの威力にもよりますが、回転が多ければ多い程短く止めやすく、スピードドライブなら深く低く入りやすかった印象です。



私的に1番優れていると感じた部分は、咄嗟に手を出したブロックですね。



逆を付かれてやばいと思った時等、咄嗟にラケット持って行って当てた時、ラケットを垂直に出来ていれば大抵相手コートに返球出来ました。



殆どのオート反転系のラバーでは、これが難しい印象で、兎に角返球に特化しているラバーなのかなと思う程返球が出来ました。



プッシュや攻撃に関してですが、まだそこまで硬さ具合がわかっていないので、プッシュの精度は低かったですね。



これに関しては、TRICKWAVEの方が最初から入れやすかった印象です。



ただ、これに関しては、表面の滑り具合もあり、慣れが必要だと思います。



個人的にびっくりしたのがミート打ちです。



表面が滑るので、ループの様に擦ると流石にぼとっと落としてしまいますが、ラケットを立てて離れが早い表で打つように打ち込むと・・・



ペン表やんみたいな球が飛び出しましたびっくり



軽打の浮いた球をブロックで返すのは少し難しいんですが、逆に軽打の浮いた球をスマッシュで返すと真っ直ぐなナックル気味のボールで非常に決定力が有りました。



その代わり、打点が低くなると、山出しにくいのでほぼ入りませんが、フォアはペン表にもなれる非常に狂気溢れるラバーだと思います。



1番心配だったレシーブですが、TRICKWAVEからみるとかなりやりやすいです。



流石に何も喰らわずにとは行きませんが、それでも大分影響を受けていない印象で、大体想像通りの角度でほぼ対応出来る感じです。



スピン反転による幻覚作用は少ないですが、結構思った所に飛ばせるので、もう少し慣れてくれば有り得ない方向に飛ばすなんて事も出来るかも知れません。



軌道が真っ直ぐになりやすいので、返球が甘いと打たれやすいですが、レシーブからサイドを切るようなコースでの返球も狙える程に思った所に飛ばせるので、相手の返球コースを限定させやすい感じがしました。



今回、初めてPREDATORを使ってみたんですが、不思議と今まで何度も使った事があるラバーの感覚で使用出来た不思議なラバーだなと感じました。



返球しやすさに特化しており、スピン反転による回転の変化や軌道の変化はそうでも無いんですが、ナックルかと言われればナックルでもなく、切れてるかと言われればそこまででも無いんですが、切れば切れる。



ポーンと飛び出す球離れの早さは有りますが、途中で失速して台から出そうで出なかったり、初速から想像した所より前に落ちたりするスピードと飛距離の錯覚。



随分守備寄りな性能だなと思っていると突然表に豹変して強烈なナックルスマッシュでトドメを刺しに来る凶暴性・・・



と、ここで冒頭の変態のくだりに戻る訳ですが・・・



こう言う例えはどうだろうと思いますが、まぁ変態と言うのは兎角性癖等に用いられる事が多く、一般的に、声掛け等の変質者や、急に抱きついて来る輩、何かを見せ付けてくる露出魔等を想像する事が多いと思います。



こういった輩(世間一般で言われる変態的な性能のラバー)に耐性がない方(卓球初心者)は、これでびっくりしたりトラウマを植え付けられたりするでしょう。



しかし、こういった輩に耐性がある方(中級者気味の初級者以上の方)は、相手の行動を観察し、適切に対処して来る事が多いです。



多少びっくりする事はあるでしょうが、手痛い反撃を喰らい、返り討ちにあう事が増えます。



しかし・・・



これはパッと見変態と判断出来る相手(ラバー)の話・・・



もし、貴方を付かず離れずの距離からずっと見つめてくる人間がいたらどうしますか・・・



特に何をしてくる訳でも無く(ナックルボールが多く)、ふと気付いたら何故かいつもどこかの視界にいる(気付いたら切れてる)。



ふと油断すると突然殺意をむき出しにして襲いかかって来る(表のようなナックルスマッシュ)。



一見一つ一つのボールに特徴的な変異はありませんが、反転弱いと油断した所に突然切れたボールが来る、少しでも浮かせた時は容赦無くスマッシュで殺しに来る。



じわじわと精神的に追い詰めていくストーカー的なサイコパス殺人鬼の様な恐ろしさが私には感じられます。



相手に殺意を悟らせない様にボールを浮かせる為には、やはりそれなりの技量は必要だと思いますが、あぁ、ペン粒か楽勝なんて油断している相手の出鼻を挫く事が出来るかも知れません。



と、まぁこう言う例えをしていいものかどうか思いましたが、個人的に変態と絡めるとこう言う事になるのかななんて思いますキョロキョロ



個人的には、何故か初めての感覚ではなく、変化の度合いの変化、ブロックのしやすさ、トドメの決定力、今丁度いいエキスパート2と丁度いい飛距離と振り回し力が合わさって、TRICKWAVEよりも性格で性能が豹変するラバーじゃないかと思いました。



結構好みは別れるとは思いますが、暫くPREDATORがメインラバーになりそうな気がします。



と、言う事で、真の変態とは何だろうと言うお話はこれにておひらき。



めでたしめでたし