デブ的には、もう春。 | 舞台芸術学科5期生のブログ

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京都造形芸術大学舞台芸術学科の5期生がお届けします。

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こんばんは。

MAWARU『グッバイ、裸足、シューゲイザー』
出演者の山田健人でございます。


個人的な事ですが、年始に健康診断を受けましたところ体重が3ケタに届きそうになり内心ヒヤヒヤしておりました。
が!
それよりも問題だったのは血圧の方でして、何度検査しても高血圧でしたので循環器科を強くお勧めされました。
お医者様に「この歳でこの数値は可哀想・・・」
と言われる始末。

ラーメンを食べるのも命がけです。(デブ)



さて、話はガラリと変わりまして
今回 2月28日(土)3月1日(日)に上演いたします
『グッバイ、裸足、シューゲイザー』
という名の作品。
一体どのような作品なのか?と期待されている方も少なくないかとは思いますが(と思いたい)
この作品は既に主宰の木之瀬雅貴さんが発表してくれている通り、
11月に行われた卒業制作公演『裸足で散歩』の再演となっております。


しかし!!!
再演といえど同じ作品を公演するつもりは出演者・スタッフ一同毛頭ございません!!!!!



ではどのような作品に仕上がるのか?
稽古場でのお話を少しだけさせていただきます。



なんだか楽しげな稽古場


まずは前回公演が行われた「studio21」という劇場から今回公演いたします「春秋座」という劇場に変更するにあたり、発声の意識を見つめ直しています。
これは「studio21」よりも「春秋座」の方が劇場自体の大きさが大きく、音の響き方も違う為です。
自分の声はどう拡がっているのか。
自分の声をどこに飛ばさなければいけないのか。
そのためにも自分の声をしっかり聴く必要があるのです。
丁寧に対象を意識して発声するだけでも聴き手に伝わって来る情報が違います。
よく話しが聞きとりづらい、と言われてしまう方は参考にしてみてはいかがでしょうか?


そしてもうひとつ、稽古場で実践されていることはテンポ・テンポ・テンポ♪
会話の展開をボケ・ツッコミとして分けてそれらをどのテンポで繋ぐと成立するのか、ということを実践しています。
早く喋るだけでも駄目。死に間を作っても駄目。
つまりは聞き手の反応や反応のきっかけとなる話し手の言葉の渡し方を探求しています。
参考になるのはやはり漫才やラジオでの芸人さんの会話です。
全てが絶妙な間で展開されています。
決してテキトーな会話をされていないことがプレイヤー側に立ってみて初めて分かりました。
「お笑い」と「芝居」は実はとても似ているのです。



会話のテンポに試行錯誤中




いかがでしたでしょうか?
「言葉の飛ばし方」や「会話のテンポ」の2点だけではまだまだ『グッバイ、裸足、シューゲイザー』の全貌は見えないとは思いますが、これから毎週そのベールが見え隠れすると思います。
是非楽しみにしていただければ幸いです。

タイトルにて「もう春」などと言いましたが、最近は風も冷たくなってきておりますので皆様くれぐれも風邪には気を付けてくださいませ。

では劇場にて会えることを楽しみにしております。



役者も気合十分!






MAWARU
「グッバイ、裸足、シューゲイザー」
2月28日(土)13:00/3月1日(日)13:00
京都芸術劇場春秋座
入場無料