本番だけが完成品 | ぶたげい(o o)日記

ぶたげい(o o)日記

青山学院大学公認
総合舞台芸術愛好会(ぶたげい)

がお送りする

キャスト、演出、音響、照明、広報……
愉快な仲間たちによる活動日記(o o)♪

 
初めましての方もそうじゃない方もこんにちは!
コール・マイ・ネームにて演出を仰せつかりました、3年の坂内琴音と申します!
 
 
演出家って言葉、私にとってすごく怖いイメージがあるんですよね。
偏見ですけど、演出家ってわがまま言い放題やりたい放題の嫌われ者って感じがするんです。あそこがダメだ、ここがダメだ、こうしろ、ああしろ…
まぁもちろん、誰になんと言われようとこれが俺の演出だ!と責任を取るからこそ言える言葉な訳なんですが。
 
でもそのイメージからすると坂内琴音の演出は、「演出」とはとても呼べない、形だけだなぁと思いながら、舞台を      みんなで      一緒に作りました。
…すいません。
全然演出家としては半人前です。
 
 
今回の舞台で、「キャラ」と言われるような強い何かはないと思ってます。
役者たちがありのままに板の上で生きる。
台本に書かれていないけど、その役がその年齢になるまで生きてきた人生があって、これから何十年と生きていくであろう人生がある。
そのながーい人生のうちのたった数十分を切り取ったのが演劇で、舞台であると思っています。
芝居も台詞も世界観も全て虚像だけど、
でも板の上では嘘をつくなと、
心に素直に、言いたくない台詞は言えるまで待てばいいと、伝えたこともありました。
 
 
 
 
 
…すっごいアツイ奴みたいですよね(笑)
新参者?出戻り芸人?がすいません…(笑)
 
あのー、すっごく愛おしいカンパニーです。
めちゃんこあったかくて、全然離れたくないし、まだまだずっと稽古をしていたい。
稽古に通う日々がこんなに楽しく過ごせたのは最高のスタッフと最高のキャストが、先輩方の作った「ぶたげい」という土台の上ですくすくと育ち、私の欲張りな要望に必死に応えようと努力し、踏ん張ってくれていたからだと思っています。
こんな機会を与えてくれて、
作品やそれぞれの役割を愛してくれて、
本当にありがとう。
 
みんながちゃんと生きてくれたから、
私はとっても幸せでした。
自分本位でごめんなさい。
 
 
ココイチ愛おしいと思える人たちと作った芝居。
けど本番前日まで私たちの芝居だけでは不完全です。
お客様の存在が、私たちの芝居の最後のピースをはめてくれます。
 
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
 
 
坂内琴音
 
 
さてさて!
最後は我らがやまこしのブログです!
私はこいつと舞台を作れて誇りに思ってます。
ぶたげいのアイドルやまこぴが何を語るのか!!
乞うご期待!!!