今年も寒茶作りをした
寒茶は愛知県の足助町(あすけちょう)や徳島県海陽町という町で昔から飲まれている番茶なのだが昨年お茶の検索中に初めて知り足助町の作り方を参考にして作ってみたのが最初だ。
寒い冬を乗り切るためにたっぷりの栄養を蓄えた、1月~2月頃山に自生している茶の木を葉のついた枝ごと収穫して、蒸し器で蒸し上げ少し揉んだ葉のみを乾燥して仕上げる。

 

寒い日なので霜柱が

 

 

綺麗なお茶の葉だ

 

今回15㎏位採れた


普通のお茶のように製造過程で余り揉まれてないのが特徴で、葉其の儘の形を保ってパリパリに乾燥し余り揉んでいないのでほのかな香りと優しい甘みのあるお茶だ。

 

きれいに洗って蒸し上げる

 

蒸しあげたもの

 

手作りの、段ボールと布団乾燥機の乾燥機

 

こんな感じで葉の形が残ってバリバリです

 

こんな袋詰めが40袋出来た


500mlの沸騰して一呼吸置いた湯を、寒茶5g位入れた昔ながらのホーローのポットに注ぎ気分によって3~5分位置くこの3~5分が気に入っている処でもある、せっかちな性格なのだが何故か待てる。
ほのかな香りと優しい渋みと甘さはついついポットを空にしてしまう。

 

数年前、登山の際見つけた杉林一面のお茶の木、昔この辺に茶店があり店で振舞う茶畑があったらしい。
その少しの茶畑がなぜこんなに広く増えたのか、お茶の木は椿科なので椿の様な実が生る、これは野ネズミなどの大好物で野ネズミが余った実を貯蔵する、食べ忘れたものが芽吹く、その実を又貯蔵する、そうして拡張し出来た広大な茶畑。

 

広大な茶畑だがかなり傾斜がきつい

 

 

適度な日光と木の枝が霜よけになるらしい


今回その循環の中に少しだけ加わらせて貰う、茶の木を収穫する際に枝が広がりやすいように、実が付きやすいように注意する事で。

此れから野ネズミと共同でもっともっと広がる事を期待して。