卒業おめでとう | 直心會 武勝館


道場の子供たちの何人かも

保育園、幼稚園、小学校、

中学校を卒園、卒業しました。


 

今日はその子たちの話ではなく

我が子のことを。

 

末っ子の健人の大学の卒業式が

昨日ありました。

 

裕美先生、本当にお疲れさま、

ありがとう。

 

健人は俺らの最後の子です。

 

生まれたのは3月の末ごろ。

大きな赤ちゃんでした。

 

周りのみんなとは

ほぼ1年違うのに身体ばっかり

大きく人より一回りデカかった。

今や183センチです。

 

口も遅く、マイペースで

どんくさい子やった。

 

いつも保育所に迎えに行くと、

一人で黙々とお砂場でお山を

作ってた。

 

5人兄弟の5番目。

4番目とは6歳も歳が

開いてた。

 

育児はほんま手探りやった、

5人もおったら色々。

 

上の子は小学校から私学に

入れて、そのまま

エスカレーター式で大学まで

行けるとこに入れた。

 

学年でいい順位にさえいてれば

その学校の短大じゃなく、

関西の有名大学に推薦で

入れてもらえるので

小・中学生のころは

とにかく中間期末テストで

高得点取れるよう、

結構スパルタで勉強を教えた。

 

数学なんかは

応用問題を俺が作って解かせて

ちゃんと理解できてるかも見た。

 

結果的には

同志社行って教師になって、

ドイツで先生してるけど、

まあ、それがちょっと

やりすぎたと俺も感じて

次の子は同じ私学に幼稚園から

入れたんやけど、

上の子みたいにつきっきりで

勉強を教えたりはせず、

好きにやらせて見た。

 

長男に至っては

私立に入れんと小中学校

全部公立。

 

でも、やっぱりあかんね。

ほったらかしは。

 

公立があかん

って言うてるんやないよ。

 

のびのびとか放任主義

とかいうほったらかし、

があかん。

 

そんなことを経験して

健人に関しては一番最後の

子供やから俺ら夫婦の集大成

ということもあるし、

絶対、後悔せんとこ

育児を楽しも

と強く思った。

 

もちろん、裕美先生はどの子供に

対しても同じように俺以上のことを

してきてるんやけど、

これは男親の俺の育児の参加具合の

話ね。

 

いろいろ経験してきた結果

健人は中学から中高一貫の私学に

入れた。

 

学校がすごい勉強をさせてくれた。

だって私学やから商売やし、

自分とこの生徒をええ大学に

送り込めば宣伝にもなるしね。

 

俺も行きすぎん程度に勉強は見たし

懇談とかは絶対行くようにしてた。

 

本人の努力の甲斐もあった

と思うし、親の導きがあって

国立大を4年で卒業できた。

 

頭でっかちな人間はアカンので

空手も続けさせた。

 

空手以外にもいろんなことを

経験させた。

 

野球・サッカー・体操・スイミング

ゴルフ・テニス。

 

俺の趣味にも付き合わせた。

 

潜って魚突いたり、船乗ったり

ジェットに乗ったり、釣りしたり

波乗り行ったり、山歩きしたり。

 

その中で好きなことを

見つけたらええわと思って。

 

あと、

いろんな職業のことも

 

理解してもらいたく

キッザニアには何回も

連れてった。

 

基本あっこはブルーカラーな

職業体験ばっかりやけど、

俺的には健人をホワイトカラーな

職業に進ませるつもりやった

 

からこそ必要やと思った。

 

その健人が4月から

中学校の数学の教師として

教壇に立つ。

 

道場で子供たちに接してきた

経験が役に立つと思う。

 

多感な頃の子供たちに影響を

与えられる役割ができるのは

素敵やと思う。

その分、責任も重大。

 

俺は小学生のころ、

学校の先生に憧れた

気持ちを抱いたことがある。

 

後姿を見せるだけで

そんな存在になれるよう

教壇に立ってほしいと願う。

 

大事なんは

これからやで。

 

まあ、よく

学校卒業させたら子育ては終了

とは言うけど、

俺はそうは思ってない。

 

俺が死ぬまで子育ては続く。

そう思ってる。

 

子育てに関して

もう一回やり直せるなら

絶対、学校はインターに入れる。

 

健人の子供は絶対インターに

 

入れたい。

健人に今からお願いしてる。

俺らが全部学費出すからと。

 

 

 

俺らの子供に生まれて来てくれて

 

ほんまありがとうな。