歴史は繰り返される ④ 日露戦争 | 直心會 武勝館

日露戦争の宣戦の詔勅

 

についても、一度、

 

読んでみてください。

 

 

 

露国に対する宣戦の詔勅

 

天の助けによって先祖代々皇位を

継承してきた家系に属する

大日本国の皇帝は、
忠実にして勇敢な汝ら国民に

以下のことを知らせる。
 

朕はこの文書で、ロシアに対する

戦争を行うことを布告する。
 

朕の陸軍と海軍は、ぜひとも

全力をつくしてロシアと戦ってほしい。
 

また朕のすべての部下らは、

それぞれの職務や権限に応じて

国家の目的が達成されるように

努力してほしい。
 

国際的な条約や規範の範囲で、

あらゆる手段をつくして

誤ちのないように心がけよ。

朕の考えは、

文明を平和的なやりかたで発展させ、

諸外国との友好関係を

促進することによって、
アジアの安定を永遠に維持し、

また、各国の権利や利益を

損なわないようにしながら、
末永く日本帝国の将来の安全が

保障されるような状況を

確立することにある。
 

これは朕が他国と交渉する際に

最も重視していることがらで、

常にこうした考えに違反しないよう

心がけてきた。
 

朕の部下らも、こうした朕の意思に

従ってさまざまな事柄を

処理してきたので、
外国との関係は年がたつにつれて

ますます厚い親交を結ぶに

至っている。
 

今、不幸なことにロシアと

戦う事になったが、

これは決して朕の意志ではない。

日本帝国が韓国の保全を

重視してきたのは、昨日今日の

話ではない。
 

我が国と韓国は何世代にもわたって

関わりをもっていたというだけでなく、
韓国の存亡は日本帝国の安全保障に

直接関係するからでもある。
 

ところが、ロシアは、清国と締結した条約や

諸外国に対して何度も行ってきた宣言に

反して、今だに満州を占拠しており、

満州におけるロシアの権力を着実に強化し、
最終的にはこの土地を領有しようとしている。

仮に満州がロシア領になってしまえば、

我が国が韓国の保全を支援したとしても

意味がなくなるばかりか、
東アジアにおける平和はそもそも

期待できなくなってしまう。
 

従って、朕はこうした事態に際して、

何とか妥協しながら時勢のなりゆきを

解決し、平和を末永く維持したい

との決意から、部下をおくってロシアと

協議させ、半年の間くりかえし交渉を

重ねてきた。
 

ところが、ロシアの交渉の態度には

譲り合いの精神はまったくなかった。

ただいたずらに時間を空費して

問題の解決を先延ばしにし、

表で平和を唱えながら、
陰では陸海の軍備を増強して、

我が国を屈服させようとした。
 

そもそもロシアには、始めから

平和を愛する誠意が少しもみられない。
 

ロシアはこの時点になっても日本帝国の

提案に応じず、韓国の安全は今まさに

危険にさらされ、日本帝国の国益は

脅かされようとしている。
 
事態は、既に

ここまで悪化しているのである。
 

日本帝国は平和的な交渉によって

将来の安全保障を得ようしたが、
今となっては軍事によってこれを

確保するしかない。

 

朕は、汝ら国民が忠実にして

勇敢であることを頼みとして、
速やかに永久的な平和を回復し、

日本帝国の栄光を確たるものと

することを期待する。
 

(御名御璽)
 

明治三十七年二月十日

 

 

 

日露戦争はまさに

 

国家の存亡をかけた激闘でした。

 

 

この戦いで有色人種が初めて

 

白人に勝ったことから、

 

すべての有色人種に光を

 

もたらしました。

 

 

 

 

日露戦争に至ったのは

 

日清戦争終了時の

 

下関条約においての

 

三国干渉からでした。

 

 

 

三国干渉とは

 

日本が清に勝利し

 

賠償金などを得るために

 

下関条約を結ぶんですが、

 

その内容に遼東半島を

 

日本に譲る内容が

 

ありました。

 

 

 

それを知ったロシアは

 

猛反対し、フランスドイツを

 

巻き込んでその内容を

 

変更させたのです。

 

 

 

ロシアは何としても

 

不凍港が欲しかった

 

ということもありますが、

 

日本にそこを押さえられると

 

今後の南下政策に支障を

 

きたすからです。

 

 

 

結局、3年後にロシアは

 

遼東半島の旅順と大連を

 

租借という形で手に入れます。

 

 

 

その後、義和団事件と

 

北清事変を経て

 

日露戦争へと進んでいきます。

 

 

義和団はちょっと面白くて、

 

深堀してみてください。

 

 

 

呪文を念じながら

 

拳法を繰り出す集団です。(笑)

 

 

 

現在の少林寺拳法に

 

つながるんですが…。

 

 

 

色々キーワードを

 

書きましたので

 

機会がありましたら

 

お調べください。

 

 

 

このブログが

 

そんなきっかけになれば

 

幸いです。