総武快速線&横須賀線にて2020年12月21日から営業運転を開始したE235系。
まだ、1~2本程度しか運用していないようで、乗車チャンスになかなか恵まれないのですが、ラッキーにも先日乗車する機会に恵まれましたので、写真を交えてレポートしたいと思います。
まず乗車して思ったのは
「明るい!」
でした。
LED照明であること、車内の壁色が、これまでのグレーからホワイト基調になったことが大きいのだと思います。
車内の様子です。
写真だとよくわかりませんが、従来のE217系に比べると、明るくなっています。
こちらが、E217系になります。
天井を見てみると・・・
網棚の棚のスリット部分がE233系に比べ大きくなっています。
荷物の置忘れ防止に役立つほか、座っている手元まで照明が届きやすくなり、明るくなりますね。
天井をよく見ると、これまでの車両とは微妙に変わっています。
照明が連続ではなく、若干の隙間が・・・
ラインデリアのアルミキセも、連続ではなくスピーカーの部分は樹脂成型となっています。
山手線同様、網棚の丈夫にも大型のモニターが3連で備わっています。
空いているのでよく見えますが、荷物が入ると見えなくなりますね。
それと、この路線には成田空港があり、大型の荷物を持った乗客も多いです。
それら荷物、特に硬い旅行鞄でモニターが傷つかないか、いささか心配ではあります。
ドア上部のモニターも、さらに大型化されました。
見やすくなったことは事実です。
モニターを収納するキセ部分には、防犯カメラも内蔵されています。
車端部は優先席とシートのないスペースで構成されています。
妻面鴨居上部にはモニターが備わっていますが、なぜかこの部分だけモニター枠が妙に大きくなっており、アンバランスな印象を受けますね。
さて、床面に目を向けてみますと・・・
これまでと同様のグレー系ですが、ストライプが入り、濃紺2色のグレーとなりました。
車内が明るく感じた一因、それは窓間の柱にもあるかと思います。
従来、側面の大窓には1本縦の支柱が入るわけですが、従来のE233系までのシリーズは、この部分が黒色でした。
しかし、この車両は窓枠キセと一体成型されており、色調も白色となっています。
連窓には見えなくなりますが、車内を明るくするアクセントになっているように感じました。
(同じE235系でも、山手線は黒色になってました。)
こちらは中央線E233系の例
シートの背ずり部分は青系のシートとなっていますが、これまでのストライプ調のデザインから、三角を組み合わせたデザインとなりました。
一方、座面部分はグレー基調のチェック柄となっています。先頭車両のグラデーションに似た模様ですね。
掛け心地はE233系と同様、クッション性を持たせており、E217系に比べれば座り心地は格段に向上しています。
座面幅も10mm拡大されているようですが、この日は隣り合わせに座る方がいらっしゃらなかったので、その広さを実感することはできませんでした。
大きく変化したのは、この仕切り壁でしょうか。
山手線のE235系から、より上方に拡大された一方、半透明の板は省略されました。
これ、なかなかいいです。
立ってる方との干渉が少なくなりました。
また、座ってる側の掘り込みも十分ありました。
ドアには総武快速線・横須賀線としては初となるでしょうか、半自動ドアが設置されています。
今のところ使用する場面には遭遇していませんが、長時間停車時など活躍しそうですね。
さて、外に出てみましょう。
従来のE217系との並び。
やはり新車はインパクト抜群、いろんな方が新車にカメラを向けていました。
行先表示器にはいろいろな情報が掲出されています。
外房・内房・成田・総武本線用のも用意されているのでしょうか?
千葉駅で車掌が交代。
女性車掌に見送られて発車しました。
これから徐々に本数を増やし、3年程度ですべてこのE235系に置き換わる予定です。
やっぱり新車はいいですね♪