使っておいていきなりなんですが、「初心者」って言葉があまり好きでないです。
なんか前からやってる人間が偉そうに聞こえます。
個人的な意見ですが、柔術なんていくら長くやってようが、そんなん個々が好きでやってんだから対外的に偉いとか1ミリもないですし、ワールド黒狙うとかの強さでない限り、道場で強いとか弱いとかそんなのどうでもいいです。
ですので歴浅い方もあんま萎縮とかせず、普通に「フーン」って感じ(?)で練習できるように、自分がこれまで感じた事を書いていきますね。
~スパーの作法
~相手が受けてくれてる場合
みなさんが一番頭を悩ますのは、スパーの時間ではないでしょうか。
どう振る舞ば良いの?
どのくらいやっていいの?
まず気をつけるべきは「あなたの筋力はすでに人を壊すのに十分」という事実。
歴浅いとか初心者とか関係ありません。
女性はまた別の話かもですが、一般成人男性の筋力があれば、格闘技猛者の骨をヘシ折るのは簡単なのです。
相手があまりこないで、例えばいきなり寝っ転がってダランとしてるような場合は、歴浅い方の技を受けてくれようとしている可能性が高いです。
ですので色々試せばよい訳ですが、そこで「向こうは長くやってる人!こちらは初心者!だから青筋立てて全筋力全速力で行こう!!」とするのはいけません。
相手も普通に死にます。
短距離走みたいな勢いで乗っかられたら普通に「ウォエ」ってなりますし、プレス機みたいな圧で指踏まれたら普通に「アンギャッ」ってなりますし、膝が高速で急所に当たれば「!?ンほウッっッッl?!?」ってなります。
取らせてくれた腕を全身全力で曲げれば、救急車の登場です。
そうなってくると「◯◯さん、もうちょっと力抜こう」という、あの定番フレーズが出てくる訳です。
これは「力を抜いて技をスムースに出そう」とかじゃなく「危ないからもうちょっと優しくして、、、」という意味です。
じゃあどうすればジェントルに相手をエスコートできるのか、次回で書いてみますね。