珈琲所コメダ珈琲店の「長居促進戦略」:名古屋から関東に進出! | 売れる仕組み=マーケティング研究所所長 関西学院 准教授 理央 周(めぐる)

珈琲所コメダ珈琲店の「長居促進戦略」:名古屋から関東に進出!

名古屋で、喫茶店といえばやはり珈琲所コメダ珈琲店。
12月5日付の日経MJによると、約420店舗で、現在関東進出に向けてFCの強化をしているとのこと。

名古屋 売れる仕組み研究所 所長 サボる時間術 著者 理央 周ブログ-コメダ珈琲店 名古屋 喫茶店 シロノワール
(名物シロノワール:コメダのホームページより)

コメダの戦略は明確で、名古屋の喫茶店文化を生かし、「長居を歓迎する」。
なので、モーニングの時間帯は、高年齢の方々やビジネス・パーソン(男性が多い)、それ以外の時間帯は、地元の主婦、学生、夫婦、家族連れなどなど、小さい単位での客層が多く、コミュニティ化している。

店舗の特徴としては、1店当たりの面積も広く、雑誌や新聞も豊富、メニューもドリンクのみならず、フード類も多い。

甘いものも、名物シロノワールを中心に結構選べるようになっている。
ちなみに、シロノワールには食べやすいミニも用意されている。

なので、単にコーヒーを飲みに行く喫茶店というよりも、ファミレスといった感覚でお客様が来ると思われる。

この“長居 促進戦略”は、喫茶店文化が根付いている名古屋にとてもマッチしているのだ。

コメダのホームページのトップにあるフラッシュの画像では、家族連れ、夫婦、友達同士の画像が次々に現れる、全体戦略を明快に表現したクリエイティブになっている。
コメダのホームページは⇒ こちら

飲食業界では、利益向上のために、「客の回転数を上げよ!」という戦略をとる場合が多く見受けられるが、これは顧客中心主義の観点からいくと必ずしも正しいとは思えない。

MJには、詳細な比較が載っていたが、コメダではお客様単価はファストフードよりも高く、東京でいえば、ルノワールとほぼ同じで、ファミレスに近い。

やはり戦略は重要で、コメダの場合は、

- 地域の特色に合わせた長居戦略をとっている
- 顧客満足を高めていく、商品戦略~店舗の内装やメニュー

という2点が功を奏していると思われる。

地元名古屋の企業が、関東に進出していくのはとてもうれしく誇らしいこと。
関東の地域特性をしっかりとつかんで、名古屋Wayを根付かせてほしい、と感じている。







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マーケティング エヴァンジェリスト
理央 周(めぐる)



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