ユニクロジーンズの新CMとビジネスモデル
このCM、最後の最後まで、
ブランド名も企業名も、“正確には出てこない”。
最初に観た時に、半分くらいまで来た時に、
ボクにはなんとなく“ユニクロ”じゃないかな、と思った。
UJ以外は何の文字もないこのCM。
ビジネス・スクールや本で学ぶ、
広告のセオリーには、
“基本的”には反しているむきがある。
これがブランドの力なのかな、と思う。
ユニクロのような製販一体のビジネス・モデルを、
SPAと呼ぶ。
季節に応じて、ターゲットのニーズに対応して販売する、
リテール=小売のビジネスモデルと、
フリースやヒートテックっていう、
カテゴリーやセグメントを、
“自ら創り出す”
メーカー=製造業としての側面をミックスさせる。
規模の経済 = Economies of Scaleを出して、
価格を自社で設定できるし、
多様性の経済 = Economies of Scopeで、
消費者に選ぶ楽しさやまとめ買いを提供する。
このビジネス・モデルの中にあっての、
今回のこのCMは、どういう位置づけにあるのかな、と思う。
ジーンズっていうカテゴリーは、
価格競争も激しく、ブランドも乱立している。
販売チャネルも多様化してて、
けして、楽なマーケットではなさそう。
そこにあえて、ジーンズの“この”CM。
販売促進のためのCMではなく、
イメージを強化するCM。
SPAっていうビジネスモデルでの基盤があってこそ、
今回のジーンズのCMを作ることができたんだと思う。
ブランド力は、やはり重要で強力なんだと実感した。
マーケティング エヴァンジェリスト(伝道師)
理央 周(めぐる)
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