売れる会社のすごい仕組み:書評
前回、この記事
で予告して読んだこの本。
売れる会社のすごい仕組み
- 売れる会社のすごい仕組み~明日から使えるマーケティング戦略/佐藤 義典
- ¥1,500
- Amazon.co.jp
早速読んでみた。
書きたいことはいろいろあるんだけど、
まずはボクの書評から。
全体的に非常に興味を持って読める本。
その理由としては、まず物語仕立てで、
かつ各章の最後に理論的な要約がついているから。
これによって、マーケティング戦略を、
“どうやって”立案するかがすんなり入ってくる。
その理論を構成する著者独自のコンセプトが2つ。
戦略BASiCSと3つの戦略軸。
詳細はぜひ読んで欲しいんだけど、
戦略BASiCSは
Battlefield :戦う場所
Asset :自分のもつ独自資源
Strength :強み
Customer :ねらっていくターゲット
SellingMessage :伝えるメッセージ
ってことになる。
3つの軸は、これ↓
密着軸:顧客の要望に密着
手軽軸:早い・安い
商品軸:高品質・高技術
この2つを組み合わせることによって、
主人公が運営するイタリアンレストランの戦略を解説していく。
わかりやすく書かれているけど、実は深い内容だと思う。
それは戦略BASiCSの5つの要素はマーケティングにとって不可欠なもの。
そして3つの軸はもうひとつの方向からみた攻め方。
この2つを“理解して”組み合わせることは、
高度な理解力と判断力が必要だと、ボクは思う。
その理由は、経営という大きな範疇の中での、
“マーケティング戦略”の立て方を説明しているから。
著者はボクの友人で、先日メールでやり取りしたときに、
くしくも言っていたのが、
“社長・経営者”の方々に評判がいいとのこと。
また、ボクがブログでお世話になってる、
課長ほど素敵なショーバイはない!?
の、
課長007さんから、前回の記事のときにいただいたコメントがこちら↓。
■高度な話を容易く解説
ユーザーとしてBtoBもBtoCも経験し、
さらにエージェンシーとしての経験もあり、
マーケティングコンサルタントとしては日本のトップクラスですね。
言い方を変えると、
経営者や経営に携わる方々が、
経営戦略の一環としてのマーケティングを考える時、
このイタリアンレストランの例を自分に置き換えて、
あるいは戦略BASiCSと3つの軸を組み合わせると、
マーケティングの非常に難解な理論をすべて理解しなくっても、
ストレートに具体的にマーケティングを捉えられる。
そんな意味で、起業家・士業の方・個人事業主の方が、
マーケティングを知るためにはよい本だと思う。
この辺は、同じマーケターの マルセリーニョさんも、
ボクとほぼ同意見(ちょっとうれしい、、、) ⇒ こちら
個人的には、親しくしていただいている、
ロジックとパッションの狭間から。。
の家弓さんや、
鎌倉LifeRich研究所
の Regainさん、
デザインマーケティング GRAM思考
のGRAMさん、
時空社長の日記
の檜野社長、
30代の人生戦略ノートと成長日記
の金田@人生戦略日記!さん、
前述の課長007さん、
といった方々の書評をぜひお聞きしたいところ、、、
(友人のための宣伝ではなくって、あくまで個人的にです(^^;)
いずれにしても、別な言い方をすると、
やはり著者のコンサルタント的な視点から書かれているこの本。
“戦略を決めるのは社長の特権事項だ”とか、
経営視点からの金言も多数出てくる。
起業家・経営者の方々にはお勧めの本だと思う。
マーケティング エヴァンジェリスト(伝道師)
理央 周(めぐる)
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