「専門的な知識がないから講師にはなれない」と言う人がいます。嘘です。足りていないのは知識ではなく情熱です。「○○をどうしても伝えたい」といった情熱が無い人は、たとえ知識があっても講師にはなれません。

 

私の講師デビューは16歳のときでした。大人の前で環境問題を語ったところ、「あなた、私が人を集めるから講師をしなさい」と言われたのです。二つ返事をしました。数日後、10名ぐらいの前で90分ほどの話をしました。今度は受講者の中から、「次は私が集めるからこっちでもセミナーをして」と手を挙げてくれる人が出てきたのです。信じられないことに、それがその後30回も続きました。

 

セミナー講師になろうと思ったきっかけは、15歳の時にたまたま参加した環境セミナーでした。講師の話に感銘を受け、アンケート用紙に「自分も講師になって環境問題を伝える」と書いたことを今でも覚えています。それから1年後にチャンスが訪れたわけです。

 

振り返ってみると、私の知識は専門家から見れば失笑されるものだったかもしれません。それでも講師になれました。私が勝手になったのではなく、受講者が私を講師にしてくれたのです。情熱は連鎖します。情熱があれば、次から次へと声がかかるようになります。考えてみれば、私の情熱は、15歳のときに参加した環境セミナーの講師からいただいたものでした。講師の情熱が私に飛び火し、私の情熱が受講者に飛び火したのです。

 

これは、セミナーだけに限りません。
情熱があればブログを書き続けられます。動画をアップし続けられます。メルマガを配信し続けられます。何かを伝えるには、必ず「情熱」がなくてはならないのです。

 

知識の差は10倍。情熱の差は100倍です。決定的な差を作るのは、いつだって情熱なのです。

 

 

 

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