自分の仕事のやり方をよく観察すると、集中して仕事をしている時と集中力が切れている時とがあります。この集中力が切れている時間が長い、または、集中力が途切れる回数が多いとその分だけ生産性が落ちます。特に、後者は厄介です。集中力が切れた状態からまた集中するには、多量のエネルギーを要するからです。理想は、集中しきったまま8時間ぶっ通しで仕事ができればいいのですが、現実問題無理です。なので、可能な限り、集中力が切れる回数を減らします。

 

集中力を切らす回数を減らすコツとして、「○時になるまで集中してやる」と毎回目標を立てて仕事をするのがいいでしょう。もう一つコツを言えば、仕事の手を休める時は、キリのよいところで切るのではなく、キリの悪いところで切ることです。なぜなら、途中で仕事を中断しているため、集中のスイッチが入りやすいのです。別言すれば、アイドリング状態です。一方、キリの良いところで手を休めた場合、再開する時に多大なエネルギーが必要になります。始めるのに腰が重くなってしまうからです。別言すれば、エンジンを完全止めている状態です。

 

集中力が切れている時間は多くないか、回数は多くないかといった視点で仕事に励んでみてください。

 

 

仕事の質を高めたければ、締め切りを設けなさい

 

一つの仕事ぶりを見れば、すべての仕事ぶりが解かる