下手な文章は、「見た目」だけで判ります。一行すら読む必要はありません。
下手な文章の特徴は、
・2色以上使っている
・装飾文字を使っている
・顔文字を使っている
・太字や下線を使っている
・改行を多用している
どうです、これらの特徴は読まなくても判るでしょ。
何でこれらの特徴があったら下手ってことになるのか。一つひとつ説明できますが、総じて言えることは、「言葉による表現に努めず、他の表現手段に逃げているから」です。この状態で書き続けても文章は上手くなりませんし、読者からもそのうち飽きられます。
ブログの書き方を教えている人でさえ、上記の特徴に当てはまる文章を書く人がいて、世も末だなと感じています。
ラフで親しみのある文章にしたいのならアリですが、上手い下手の観点から見ると上手いとは言えません。気をつけてほしいのは、一度でも“易きに流れる”と戻ってくるのが大変になるということです。
以前、上記の特徴に全て当てはまる女性の文章指導をしたことがあります。指導して書きあげた記事は、SEOでも上位表示されるようになり、それなりに成果をあげていました。ただ、書くスピードは格段に落ちました。仕方ありません。今まで絵文字や装飾文字に頼って書いていたのですから、スラスラと文字だけで文章を書けるようになるには時間を要します。
彼女は、丁寧に書くことの効果を感じていたものの、結局、元の書き易い書き方に戻ってしまいました。出版を目指しているそうですが、文章力が原因で何度も出版を断られているそうです。それもあって矯正に協力したのですが、文章の強制は相当な苦痛を強いるものだったのでしょう。
パソコンやスマホなどの便利な道具に慣れてしまうと、それがない生活には戻れなくなるように、一度でも易きに流れると戻れなくなるのです。
私がアメブロで装飾機能などを一切使わないのは、そのためです。みなさんも気を付けてくださいね。
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