古より『結婚』は、家と家の結びつきだった。
それがいつしか自由恋愛となり、個人と個人の結びつきに変わった。
するとどうだろう。離婚が急増したのである。今や三組に一組離婚している。

$言いたいこと言わせてよ、深イイこと言うからさ。

自由恋愛は、自分でパートナーを決めるのだから、自分に合ったパートナーが選べるはずだ。当然、満足して一生を添い遂げられると思うだろう。しかし現実は、そうはならなかった。

昔は、結婚式で初めて相手の顔を見るなんていうこともあったそうだ。それでも離婚率は低かった。もしかしたら、自分でパートナーを選ぶよりも、他人が選んだほうが、自分に合ったパートナーに出会えるかもしれない。

親の反対を押し切り結婚したはいいが結局離婚した、という話はよく聞く。つまり、第三者のほうが二人の関係が客観的に見えており、正しい判断を下しているのだ。自由恋愛で互いが恋焦がれている状態では、冷静に相手を見ることはできない。

親族が本人に代わって結婚相手を選ぶ時代があった。
もし私が、誰かの結婚相手を探す立場なら、胃が痛くなるほど悩むだろう。他人の人生を左右する責任重大な役目だ。家柄、職業、年収、学歴などなど、色々と考慮・思慮して選ぶだろう。あながち、昔の結婚のあり方は間違っていたとは言えないかもしれない。


とまぁ、こんな話をしても、今後の時代には関係ないかもしれない。
なぜなら、結婚という制度自体がなくなるかもしれないからだ。


今ある事実と、現在進行している結婚についての法改正を羅列してみる。

・三人に一組が離婚。(事実)
・未婚者が急増。(事実)
・婚外子は嫡出子と同じ相続が認められる。(決定)
・夫婦別姓にしようとする動きもある。(未定)
・戸籍廃止にしようとする動きもある。(未定)

もし未定が決定になれば、結婚制度の意味や必要性が薄れ、結婚制度が廃止。もしくは、あっても無意味化する。
自由恋愛のなれの果ては、自由に誰とでも一緒になれて、自由にいつでも別れられる状態だ。それが、自由恋愛というものだろう。結婚制度がなくなっても不思議ではない。

よって、結婚はオワコンに予定です。

※オワコンとは、ネット用語で「終わったコンテンツ」の略。