私のTwitter垢は、実名です。顔写真も載せています。
匿名の垢が多い中、なぜ私は、実名・顔写真を公開しているのか。
それには理由が2つあります。


1、自分の発言に責任を持つため

「責任=リスクを背負うこと」です。
リスクを背負って、はじめて責任ある発言となります。
今はネット上に痕跡が残るため、実名で発言するリスクは非常に大きいです。それに比べ、匿名の垢のリスクはほぼゼロに近い状態です。

この話をすると、「芸能人は芸名で実名ではない。芸能人の発言はすべて無責任なの?」という類の突っ込みがあります。それについて少し触れておきましょう。
芸能人はメディアなどで広く顔を露出しています。そのため、実名でなくても広く顔を露出している時点で一般人以上にリスクを背負っています。
よって、一般人の匿名と芸能人の芸名は同列には扱えません。



2、他人への悪口を抑制するため

先ほど話した通り、実名はリスクが生じます。それが心のブレーキとなり、悪口や侮蔑などを書くことを抑える働きをしてくれます。

近年、芸能人がTwitterのアカウントを削除するケースが多く見受けられます。匿名のフォロワーから誹謗中傷され、嫌気がさしてやめているためです。それらが原因で自殺した議員もいます。

匿名は、実名と違って心のブレーキが作動しません。そのため、相手が嫌がること、傷つくことを容易に書いてしまうのです。
匿名であれば、私も誰かの悪口を書いていたかもしれません。そのようなことをしないためにも、実名を明かしているのです。
匿名で発言するということは、強い自制心と倫理観が求められます。


誤解があるといけないので書き添えておきますが、「Twitterをする人は皆、実名にするべき。顔写真を付けるべき」と言いたいわけではありません。ましてや、匿名が悪いと言っているのではありません。
私が言いたいのは、匿名で悪口を言い、侮蔑するような発言をして、誰かを傷つけることが悪いと言っているのです。

日頃の出来事などを呟くのは匿名だろうと実名だろうと構いません。
私も匿名のフォロワーとTwitterで楽しく会話することもあります。

ですが、誰かを悪く言う発言に対しては、責任を持つべきだと私は考えます。
人を蔑む発言は、人を傷つける可能性があります。人を傷つけるかもしれない発言をするからには、ちゃんと責任を持つべきです。



❙匿名で悪口を言う人を相手にしない理由

特別な理由がある場合は除いて、私は、私に対して匿名で悪口などを言う人を相手にしません。場合によっては、そういう人達の批判や指摘も相手にしません。

なぜ、批判や指摘を相手にしない場合もあるのか。
その理由は4つあります。



1、私の心情的な問題

「指摘をするのに、実名か匿名かは関係ないだろ?」という意見があります。
言っている意味は分かります。指摘(コンテンツ)同士を突き合わせているわけですから、そこに名前の有無は関係ありません。
しかし、私としてはやっぱり心情的に実名のほうが安心します。理屈の問題ではないのです。
これは私が感じる感覚なので、多くの人がそう感じるはずと言うつもりはありません。少なからず私はそうなのです。

なぜそう思うかは、次に記してあります。



2、リスクが未知数なため

世の中には、誹謗中傷をするために捨て垢を作る人達がいます。
匿名の垢の全てがそうではありませんが、そういう輩も少なからずいます。しかし、こちらからすれば見分けがつきません。
最初にお話しした通り、人は匿名であると酷い言葉を安易に発言するようになります。もしかしたら、嫌がらせをされるかもしれません。

例えが悪いですが、
相手のことが気に喰わず、リアル社会で見つけ出してフルボッコしようと考えたとします。私(実名)は、相手(匿名)を探し出すことは容易にできませんが、相手は私を探し出すことは容易にできます。
私は居場所さえ掴めませんが、相手は一方的に攻撃可能なのです。
フルボッコは極端な例ですが、嫌がらせをされてもおかしくありません。

そのような実害を被る事態になることは低確率だとは思います。ですが、実名を明かしている人の中には、このようなリスクも考えている人もいるのです。
匿名の垢からくる指摘や攻撃的な言葉に対し、実名者が恐々とするのは自然な反応だと思います。事実、私はそうなのです。



3、人となりで判断するため

上記のリスクを最小限に抑えるためにも、私は人となりを見ます。
返信で指摘を頂いたとしても、すぐには返信しません。頂いた指摘の内容だけではなく、その人のツイート欄も見て、返信するかどうかを判断します。

人となりが好印象であれば、問題ないと判断して返信します。
ツイート欄が悪口などで埋め尽くされている場合は、いい印象をうけないため、相手にしません。
また、返信の内容が指摘であっても、ツイート欄が悪口で埋まっていれば、この返信は悪口を言うための指摘や意見と捉えます。
そのように判断して損はありませんし、そういう風に思ってしまうのが人の心というものです。

匿名で顔も分からないのですから、ツイート内容でその人の人となりを見るしかありません。そういう情報収集を私は大切にしています。



4、Twitterは議論に向いていない

そもそもTwitterの特性上、簡単な会話は出来ても、対話や議論には向いていません。140文字という制限があるため、自分の考えや意図を正確に伝えるのは困難ですし、受け取ることも同様に難しいです。
Twitterは1,2度の返信で済むのが好ましいツールだと私は考えていますし、そのように使っています。
そのため、「対話や議論しようぜ」というような態度で来られても、私からすると面倒なだけですし、いい結果になるようには思えません。



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