実は私、英語が全く話せません。

勉強してきませんでしたし、今後もするつもりはありません。

 

なぜ、英語を学ばないのか。

 

 

その理由は3つあります。

 


❙理由1 私には必要ないから


私は国内でビジネスをしているため、英語を使う場面がありません。
多分、今後も英語を使うビジネスに関わることはないでしょう。もし、関わるようなことがあれば、通訳を雇います。

 

私は前いた会社でいく人かの通訳を雇ったことがあります。そのとき気づいたのは、半端な英語は逆に邪魔になる、ってことです。
〝英語が話せる“といっても、その能力はピンキリなんですね。本当に。
見ていて思ったのは、やっぱり現地に住んでいた人の英語力には勝てません。日本で教えられる英語は、ビジネス現場では役に立ちません。
店頭に立って外国人と話す程度ならいいです。充分役に立つでしょう。
しかし契約書を交わす重要なシビアな現場で、日本で習った英語が役立つとは経験上到底思えないのです。

※もちろん、今のビジネスで英語が必須の方は、英語は必要ですよ。

 

 


❙理由2 英語のコストが下がるから

 

大前健一さんは書籍で「ビジネスマンは英語が話せなくてはいけない」という旨を書いていました。私はそれを読んだとき「英語を覚える必要はなくなった」と判断しました。
英語を覚えようとする流れは日本全国にあります。小学校でも教えているみたいですね。それらを目の当たりにするたびに、英語を覚える必要はないなと実感します。

 

 

それはなぜか。英語を話せる人が増えれば必然的にコストが下がるからです。つまり、低価格で通訳は雇えます。これからのビジネスマンは皆英語が話せるようになるわけですよね。それなら、私が自ら時間とコストを割いて覚える必要はありません。
仮に今私が時間とコストを割いて英語を学んでも、半端な英語しか覚えられません。理由1に書いた通り、半端な英語はビジネスの現場では役に立たないのです。

 

 


❙理由3 英語を覚えていては、グローバル社会では負けるから

 

日本人がみな英語を話せなければ、日本は世界で生き残れない、と考えるのは間違いです。実はその逆です。

 

日本経済が活気づき、日本がお金持ちになれば、逆に外国が日本語を覚えようとします。ホテルマン、サービスマン、ビジネスマンが日本語を話すようになるでしょう。日本人向けの看板も増えます。この例として、日本の観光客の多いハワイなどでは、日本語だけで通じます。

 

中国が経済発展したことで、日本の観光地では中国語を話せるスタッフや看板が置かれるようになったのと同じです。世界に日本語を覚えさせるぐらいでないといけません。

 

「まずは英語を覚えることがグローバル化の第一歩」だと思うかもしれませんが、それは英語圏主導のグローバル化であって、日本主導のグローバル化ではありません。
世界で日本語を話せる外国人が増えるようにするのが、日本主導のグローバル化なのです。

 

言葉の主導権を握るのはとても大切です。
私たち日本人は、英語を覚えるのは半ば強制的にさせられます。これには労力と時間を割くので、一種のコストを払っているわけです。しかし英語圏でそのコストはゼロです。凄いですよね、日本は英語を覚えるコストを払わされているのですから。英語圏主導のグローバル化に乗っかちゃっているわけです。
それでいてそれが「グローバル化の第一歩」だと思っている。まぁ、それはある意味当たってはいます。

 

これは、半分は叱咤です。なので、突っ込みどころはあるでしょう。
しかし半分は本気です。

 

次は私が考える日本のグローバル化についてです。

 

 


❙日本がするべき、日本主導のグローバル化戦略


私が思う、日本が国際社会に打って出る戦略は、コンテンツの輸出です。世界でコンテンツビジネスをもっと活気づけるのです。

 

ご存知の通り、日本のアニメや漫画は世界で人気です。
それらを見て育った世代は、日本に関心を持ちます。関心が高まれば、日本へ旅行に来たり、住むなどする人が増えています。
アニメや漫画がきっかけで日本語を覚えた若者を、私は何人も見てきました。

 

人気のある娯楽コンテンツ(アニメ、漫画、ゲーム)は問題ありません。このまま頑張ればいいです。(政治が余計な法律を作らなければ問題なく成長する分野です)
しかしイマイチ活気がない、アイドル、映画、ドラマが息を吹き返し、世界に輸出できれば、日本に触れる機会がグッと増えていきます。

 

日本でも韓流が流行った時は、韓国語を覚える人や韓国へ旅行する人が増えました。韓国へ大きな経済効果をもたらしたことでしょう。それだけコンテンツビジネスには大きな影響力があるのです。

 

また、コンテンツビジネスは日本伝統文化を伝えるにも適しています。
コンテンツビジネスで稼ぎながら、日本語と文化を伝え、日本に関心を持ってもらう。そうすれば、日本語を話す外国人が増え、観光客も増えます。実際にその現象は今でも起きています。

 

日本の人口は今後増えません。ほぼ確実に少子化社会になるでしょう。
そんな環境下でも経済成長する為には、外国人に消費してもらうのが得策です。そのためにも、上記で書いた通り、日本に触れる機会をより増やし、観光客を増やしていくことです。

 

それともう一つ、日本人みなに英語を覚えさせることで、懸念されることがあります。それは日本語の衰退です。日本語は世界で最も言葉の多い言語です。それは逆に、世界で最も言葉の表現が豊かでもあるとも言えます。

今私は、日本語の勉強をしています。
勉強してみて思うのは、日本語は奥が深く、簡単ではないということです。
日本語もまともに扱えないうちに英語を覚えさせる行為は、日本語の衰退に繋がります。しいては日本伝統文化の衰退にも繋がり、日本の魅力の低下を招きます。結果、日本経済にマイナスです。
伝統文化のない日本は、魅力も半減します。

 

ちなみに、日本でする英才教育は、小さい頃から英語を教えるのではなく、日本語をしっかりと教え、日本伝統文化に触れさせることです。母国の言葉もままならない内に、外国語を教えるのはあまりにも不自然です。

 

 

これだけ奥が深く美しい母国を覚えないなんて、もったいないです。

私は今後も、日本語の勉強と日本伝統文化の勉強に励みたいと思います。
 

 

 

 

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