着物は大きく分けて2種類あります。
1、白い生地に柄を染める“染めの着物”。
2、染めた糸で柄を織り出す“織りの着物”。
紬は、絹糸を使った織りの着物です。手間のかかった高級の着物と評価されています。


元々紬は、売り物にならない質の悪い繭で織られていました。古くから庶民の普段着として着られていたのです。地味を粋に着こなす着物が紬なのです。


紬は、糸に染料を沁み渡らせるために、染めては叩くという工程を何度も繰り返します。これを叩き染めと言います。紬は、織りが固いため、仕立て上がりは体に馴染みません。それをだましだまし着ることで、やわらかくなり、身体に馴染んでいくのです。


紬糸は、太く弾力があるため、織る際に、強く打ち込んでいかないといけません。 紬糸は、絹糸とくらべ、光沢がなく、また、繊維がまとまっていないため、糊で補強します。何度も着て何度も洗うたび、糊が取れていい風合いが出てくるのです。


紬はカジュアルな着物という位置づけのため、正式な場所には着ていけません。
しかし、カジュアルだからこその楽しみもあります。無地感覚で楽しめ、また、色を足したりして遊ぶことのできる着物です。





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