夏の着物は、上品な色気が出ます。
多くの糸や織り方がありますが、代表的なものは、「紗」と呼ばれる絹の織物です。大きい隙間や小さい隙間を作る織物は「紋紗」と呼ばれ、高級品です。

紗の着物は、奈良時代中国から伝えられ、平安貴族達が愛用しました。織り目には、小さな隙間があり、透けています。涼しくなる作りになっているのです。


夏の着物は、着た人も見た人も涼しくなるという美があります。涼しく見せる柄が多く使われ、少し先の季節を表現する絵柄のある着物を締めるのが一般的です。
また、夏の期間中着れる便利な柄もあります。たとえば、露芝がそうです。


夏の着物に日傘を差すと、姿勢が綺麗になり、和服姿がより一層美しく見えます。腕を内側にすぼめると上品になり、袖口から腕が見え、さりげない色気が出るのです。

また、硝子の小物を身につけることで、より涼しく見えます。帯止に、冬の柄を入れるなどをして、昔から涼しく見せる工夫が施されています。




私、深井貴明へのfacebook友達申請は、こちら。


私が運営するホームページは、こちら。メルマガもあるよ。