先日、妻と二人で映画館に行きました。
何を観ようか迷ったので、ツイッターで「今、上映中の映画で面白いの教えて」とツイートしたら、「天地明察が良かった」とのお返事が。
丁度、30分後に上映されるので、天地明察を観ることにしました。
2時間半ほどの映画だったのですが、飽きずに観れました。
これ、私としてはすごい誉めているんです。
2時間半の映画って、無駄な描写があったりして、途中で飽きちゃう。
私は映画を観終わった後に「あの映画、あと30分縮められるなぁ」とか、よくぼやきますからね。
でも、この映画は、ぐいぐい引き込まれるっていうか、飽きなかった。
主役が自分の興味のあることに没頭する姿は、なんだか共感できます。
私も何かに没頭し始めると周りや時間を忘れて、嬉々としていますからね。
ま~、あまり書くとネタばれになるので、詳しくは書きませんが、私が興味を惹かれた点があります。
それは「暦対決」です。
3つの暦で日食月食の予測させ、どの暦が正しいのかを大衆の前で明らかにするというものです。
すごくいいアイディアだなと感心しました。というのは、マーケティング的にです。
暦対決って、編集できない検証、やらせなしの検証ですよね。
ものすごく真実味がある。これ企業のプロモーションでも使えないかなって思ったんです。
たとえば、ダイエット食品を毎日食べているところや体重や体型の変化をネットで公開する。
実際に体重が減る様を生中継をして、編集できず、やらせができない状態で公開するんです。それも複数人同時で。
ものすごく真実味がありますよね。
今、ニコニコ動画の生放送が人気ですが、生だからこそのリアリティーやリアルタイム性が人気である理由の一つです。
今の消費者は企業の謳い文句に対して半信半疑です。
どうせ、都合のよいデータしか出してないんでしょ。成功した人しか表に出していないんでしょ。って疑っています。
情報を操作したり編集したりできる時代だからこそ、リアリティーやリアルタイム性が求められているんです。
自社の商品サービスで、リアリティーやリアルタイム性を活かして、プロモーションできないかを考えてみたらどうでしょうか?
映画を観ながら、こんなことを考えちゃうのは、職業病なんですよね、きっと。