去る年は、戦国の梟雄、下剋上の祖、一人ボケツッコミ男こと北条早雲殿が文をしたためてくれやあしたな。今年の大河ドラマは、早雲殿から遡ること400年あまりの平安末期、鎌倉幕府を支えた北条氏が主役ということで、あやつの地もさぞ豊穣しておるのでは、方丈の間で褒状に筆を走らせておる、褒めるのも好き、褒められるのも好きなサルだぎゃ

 

 ま、早雲殿の北条は自称じゃがなっ

 

 

 

 巷では収まることを知らぬ感染症が、空の先では胸を痛める戦が続くなか、この日を迎えた。皆の者、息災かや?安寧秩序を乱すことが重なると、心も落ち着かぬが、少しでも円かに日々を営めるよう、祈っておるよ

 

 東日本大震災から十一年。『空/羽よ、魂となれ。』がこの世に生まれ十年。十年歌い継いでくれると言ってくれた月日が流れた

 

 2012年3月7日に世に生まれた歌たち

 

 

 

 あのとき織田信長様の号令のもと集った全国の武将隊の勇士たち

 

 尾張より、徳川家康殿、前田慶次

 

 関ヶ原の地より、石田三成、井伊直政、島左近

 

 肥後より、加藤清正

 

 美濃より、斎藤道三

 

 土佐より、坂本龍馬

 

 そして、このために立ち上がった畠山高政に、北条早雲殿

 

 思いに賛同し、素晴らしい曲をつくってくれやあした、satomi殿、都志見隆殿、岡本真夜殿。曲に参加してくれやあした坂本サトル殿、安部潤殿。ピアノバージョンで演奏してくれやあした木住野佳子殿。特典イラストを書いてくれやあしたもとむらえり殿

 

 曲を世に送り出すために尽力してくれやあした、各地の武将隊の軍師・陣営のものたちに、賛同してくれた各地の企業、レコード会社の皆や製作スタッフの皆

 

 それを取りまとめ、陣頭指揮を取ってくれやあしたプロデューサー殿

 

 バックコーラスとして参加してくれやあした当時の女川第一中学校の生徒たち。先生。家族の皆皆。かの地の皆皆

 

 そして、CDを買い、歌を聴き、カラオケで歌い、この歌を生かし続けてくれておるおぬし

 

 大勢の思い、願い、祈りが込められた『空』と『羽よ、魂となれ。』という歌

 

 わしにできることといえば、この歌を歌い続けていくことだけじゃ。これからも歌い続け、皆の思いを絶やさぬよう、心の底から吐き出した息を吹き込み、その炎を燃やし続けていこうと思う

 

 

 

 この歌をきっかけに、そのあとに加わった服部正成、伊達実元、成田長親、平清盛殿、市蔵。のちに知ってくれたもんたち。思いは広がりを増した

 

 「去る者は日日に疎し」とは言うが、わしは仲間の顔も、家族の顔も、民民の顔も、おぬしの顔も、今でも思い出し、恋しく思う

 

 忘れることは悪いことではない。忘れることができるから生きていけることもあろう。ただ、忘れないことで生きていけることもある。たとえ薄らいだとしても、ふと蘇ることもあろう。おぬしが、こころのままに、善く好く生きるために、わしは歌い続けて参ろう

 

 

 

 決意とともに、この日、この時を迎える

 

 今日この日が安寧とともに過ごせますように

 

 今年も、冥福を。泰平を。祈る

 

太閤 生涯、志を持って成す、自称夢見がち腹黒面黒いつでもニッコニコニーな戦国一のアイドル 秀吉