お肌ツルツル

某は井伊直政である。


先日、台風なるものが日ノ本に上陸し全国各地で甚大な被害をもたらしたようじゃ。
自然の脅威にただただ人間の無力さを思い知らされる。

さて、今の世ではお盆であるそうな。

皆は帰省したり、先祖の墓参りに行っておるのか?


儂は此方に顔を出したぞ。





江戸にある豪徳寺じゃ。

我息子の直孝や孫達が眠っておる立派な寺である。

なかなか近江の清凉寺や遠江の龍潭寺に顔を出せぬのが残念じゃが、一年に何度か井伊家に所縁のある場所へ顔を出す事は大切であると儂は考える。







境内の木に緑の葉に混じって赤になっておる葉があった。


早すぎるのか…

遅すぎるのか…



なんとも間の悪い葉である。




まるで儂っ!


現世に蘇る前はそうでもなかったのだが…


まぁしかし、それはそれで愉しい事も沢山ある。


人は十人十色。


其々が違う。



其々が其々に自分が正しいと思う道を誇りを持って歩んでいればよい。



と、

久し振りに格好良い事を云った某は井伊直政である。





然らば!!




井伊直政