サルだぎゃ



大寒とはいいつつも、なにやら陽気な一日じゃったのう



そんな中、わしは如月早々に戦場となる、三河は岡崎のせきれいホールへと進軍いたした



現世の球蹴大戦風にいえば、完全アウェー



しっかし、独り身で敵地へ参ることなんぞ、戦国時代でもようあったでね、慣れたもんじゃわ



賤ヶ岳決戦の際の敵でありながらも盟友であった前田又左右衛門に寝返りを進め、軍を退いたあやつの元へ単身馬を走らせたこと



此度の演目となる、小牧の陣でも、互いに牽制しあい、一向に状況が動かんことに業を煮やし、徳川殿の籠城する小牧山の城に、参ったこともあったかや



別に、度胸があるわけでも、機をてらったわけでもにゃあ。それが最善であると思うたから、そうしたまでよ。まぁ、言うても、此度は観劇に来てくれる1000人という家臣がついとるでね、ひとりじゃにゃあか!



徳川方の家臣筆頭、酒井殿を懐柔中



見よ、酒井殿、この先にある希望と言う名の未来を。日輪に輝くあれは、わしが理想とする天下じゃ



三十万石やろみゃあ



天下無双の本多殿!



名槍、蜻蛉切が目映いのう。その切っ先が切り開くのは誰の未来じゃ?わしか?徳川殿か?否!それは民の未来じゃ!民のために、ゾンブンに槍をふりまわしてはくれんかや?



五十万石じゃ、ケフンケフン




太閤 徳川家補完計画、好評進行中 秀吉