皆の衆、ごきげんよう。

三成である。


いまだ余震が続く中、
やはり我らに出来ることは、
その出来事を忘れてはならぬ、
という事に他ならぬ。

それは、大切な者や己の身。
しいては、日の本のためになる。

儂や皆も常に、物理的に手助けをする事ができぬ故、せめて、せめてでも、かの地を案じる事である。


小牧は、もう間も無く。
会津は、もう少々。
と、戦が近づいておる。

皆と会えると良いが、
さあ、どうなるかのう。


儂らが皆と共におる意味。
それはやはり、
忘れてはならぬ日の本の歴史がある。
という事ではなかろうか。

戦国の世のみならず、
起こってきた戦乱の数々。
そこには天災や飢饉もあった。

阪神淡路や、東北についても、
日の本の歴史の一部である。

その積み上げられた歴史ある大地に、皆も我らも、今立っている事、忘れてはならぬ。

だが、暗くなる必要はないのじゃ。

素晴らしき事、美しき事、楽しき事が沢山溢れておる世界だとも、皆知っておるであろうからな。


空を見上げよ。

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繋がっておる。



誇りを胸に。


三成