又左が顔を合わせることも、文をよこす事無く
置いていった茶器
先日、予の生誕日を祝いたいとの事で、又左衛門(前田利家)に奉行を命じたところ
このような顛末に
黙って、人伝に置いていくとは何事か
明日釈明せよ
萩焼だと?
儂が生きておった頃になかった茶器を儂に遣し
儂の意思を皆で継ぎ、新しい世を作っていったそして、儂にそれを見せたかったとでもいうのか‥
致し方ない
であれば、しょうがないので使ってやる
萩焼の凹凸のある表面が抹茶を点てる際に程よい力加減になり、良い茶が点て易い茶器じゃ、本当に仕方ないから喜んでやる 信長