皆の者達者であるか?

上杉家組外衆筆頭前田慶次である。

我が日記帳開き大義。


昨日名古屋城にて全員演武を終え
儂はそのまま単騎出陣で北へ向かった。



第二の故郷
米沢へ。




道中は雪が降り始め
米沢に想いを寄せておったら
着いた。現世は誠に便利な世になったわ。



着陣して思わぬ出迎えがあった。





儂の出迎え!





原哲夫殿が描く儂
花の慶次がどでかく描かれ
『よくぞ参られた』と



此れには儂も心高まった。
生まれた地近江
青春時代を過ごした尾張は名古屋
前田の拠点となった能登加賀、ひいては北陸
放浪の中心となった京


蘇ってから縁の地には何度も足を運んだが
第二の故郷米沢は儂を推してくれておる。。。




多くの地でその武将が推されるのを見てばかし




腐らず現世も諸国を遠征した甲斐があった。
そんな熱き始まりが米沢遠征!





して。
本日米沢冬の陣に参陣!




全国より武将隊が集結。
斯様な催しは増えた故に
主等にとっても珍しい事ではなかろう。
然れど、集まった面々は
上杉勢と言っても過言ではない。




御実城様に漸く拝謁叶い
主君景勝様。
まつえ殿。
盟友兼続
そして、もう一人の儂
拠点とする山形愛の武将隊を筆頭に
清原紅蓮隊
奥州仙台おもてなし集団伊達武将隊
越後上越上杉おもてなし武将隊
忍城おもてなし甲冑隊
名古屋おもてなし武将隊より儂



米沢は上杉の地でもある。
政宗殿が生まれた事でも有名よ。
多くの強者がこの地に縁あり
集まった。




我等を観に集うた民、援軍達も
今日は誠に特別な日であったと言える。





山形の面々から開戦し
助太刀に参った各隊が居並ぶ。




その中驚いたであろう。
儂が上段で真ん中であったことに!



まぁ儂が驚いたくらいだで
主等は言葉にならんかったであろう。
方々、主君より上に立つなぞ
もう二度と無いであろう。
今期は名古屋まつりの鬨の声から始まり
一〇年の労いなのか
真ん中や音頭を取らせてもらえる
機会に恵まれ感謝感激よ。





とは申せど
山形愛の武将隊の面々が
用意してくれた此の好機と想いに答えたまでじゃ。




武将隊の熱き魂の繋がりを感じる。



儂と儂で真ん中に立つのは楽しかったのぅ。
格別よ!
赤備えも集うし
前田慶次祭よのぅ。




上杉雪灯籠まつりという
伝統ある祭の中に組み込まれる
冬の陣故に、地元の者も多く





外に出れば
誰もが儂を見て



前田慶次だ!
と声を上げる。



此れも名古屋を始め
全国各地では有り得ぬ状況。
上杉神社にて
雪灯籠誠に見事な造り
映田慶次!
美しい景観
上杉様に御挨拶を致す事が叶った。
己の寺には参れなんだが
此れでよい。


儂は何時でも、叶うし儂じゃからな!
ワッハハハハハ




と米沢の民と交流できたのも
我が宝。
此の交流が絆2020の舞台にも活きる気がする。
我が血肉が舞台で表現となり
皆に儂、前田慶次を届ける事が叶うであろう。
冬の陣では
単騎出陣となり
初めは演武が出来ぬ。と話が進んだ。




然れど
遠方から援軍に来る者達を始め
参る者達が
名古屋の慶次様の槍捌きが楽しみ!と
事前に声も聞いておったし
儂自身もべしゃりのみは
のぅ、、、と思うし




武将隊の看板である
名古屋おもてなし武将隊が演武無は
儂の中で無!であったし
米沢で朱槍振らないは
そもそも可笑しい!





ちゅうことで
単騎で舞をやり申す!と決め




名古屋おもてなし武将隊の魂を届ける事を第一に
考えた為
演武の舞の一部を取り入れる
所謂メドレー的な舞を作り上げた。




結果が此度披露したものである。



劇団もしもで
単騎華の舞も披露した儂にとっては
二度目の単騎舞となった!
貴重なものを皆刮目したのじゃ。
普段見れぬ故、大切にいたせ!



またそれだけでなく
各隊との合作寸劇も中心として参陣。




まさかの話が決まったのは約二日前。




兼続よ、流石の采配!!
此の傾奇者の魂を震わせるとは。



正に即興劇となったが
皆の力添えで笑えるものにはなったな。
何も合わせずに本番勝負とは
傾奇すぎよ、米沢。





後には
絵描きの戦もあり
流石もう一人の儂と景勝様!
見事な落ち的な組となった。


兎に角笑いに包まれる催し。
良き哉良き哉。




各隊の援軍も致し
あっという間に冬の陣は終いを迎えた。
正に関ヶ原の如く。





儂は尾張での撮影線を控える故に
先に退陣と相成った。
残り、共に笑い楽しみたかったが
其れは又に取っておこう。




今儂は
己の為すべき事を成す為に
戦っておる。
最後に言の葉に飛ばしたが




儂が一番かっこええが
我等の隊九人皆どえりゃーかっこええ
名古屋おもてなし武将隊は
先陣を切って武将隊の道を作り広げ
百年の礎を築く。




その為に儂は
民の為の武将隊であり
地の為武将隊であり
若人が目指すべき武将隊として
道を作ろうと思う。




険しき道程戦い甲斐がある。
賴き仲間にも恵まれておる。
四百年前と何も変わらない。
結局は己次第。





己の信じる道を生きる。
此度関わり皆々誠に忝い。
兼続の力添え、誠に大きかった。
何処まで言っても助けられてばかりじゃ。




儂が名古屋から米沢を盛り立てよう。
其れ程現世では大きな存在なってみせる。



そして、儂。
忙しく共に写し絵も叶わず
流石儂と言ったところじゃが
互いに地を行き交う様に作り上げようぞ。
其れは儂らしかできぬ。





主君景勝様。
器の広き貴方様とこうして
再び共に米沢の地で戦えました事
慶次郎、恐悦至極に存じます。
また必ず馳せ参じまする。






交流致した民達も何度も申すが
今度は名古屋に来い!
儂が会いに行った。
次は主等が名古屋に来る番ぞ。
日本一の来城者を目指すべく
力添えよしなに頼む!






長くなったな
この辺りで終いと致す。
後は舞台公演 絆に向けて
この身を燃やす。



皆テレピアホールで会おうぞ!






最後に。
成実と重綱
雪の中で

こんなたわけた戯れをした。

重綱と最期に良き思い出ができた。
彼奴が演武で
名乗り口上で
写真撮れ!拍手を煽る!
儂の定番を真似しよったわ!


相変わらず
かわええ奴よ。



また必ず会おう重綱。
最後まで御主らしく民を楽しませ、政宗殿を支えよ!