皆苦労である。


清く正しいと書き、加藤清正である。



ついに、天に還る日が訪れた。



先ずはえびに挨拶。





やはり皮に厚みが。


肥えとるな。


えびの寛ぐ姿、日向にあたりぬくぬく致した身体に触れることが癒しであった。


これからも皆を和ませとくれな。



有り難うさん。


そして、演武。



最後は儂が一番思い入れの御座る「忠義の虎」







そして、華太鼓。

伝えたきこと


やりたきこと


全て叶い



悔いは無い。










式は終始笑いに包まれ



幸せであった。



これにて暫く天に還るが




儂は名古屋城に足を運びし皆に会えて




本当に良かった。




儂も含め城のもとで縁が紡ぎ紡がれ



関係が築かれ



楽しき時間を過ごす。



民がそうであらば、本望であった。



余り長話しを致すと



天に還れなくなってしまうで




よおく聞け



「日々戦う者達」よ
 


先ずは健やかであれ。



何事も健康第一よな。



健全であるからこそ、戦える。



目標を持ち、懸命に生きよ。



「春から新たな戦がはじまる者達」よ 


最初は何もわからんやもしれぬが


一つ一つを己が糧に致すこと。


友は浅く広くも悪くはないが



狭く深くもよい。



心の底を明かせる事が出来る友



良し悪しを確り申せる友を見つけること。



いつか、かけがえの無い存在となろう。



「子を持つ者達」よ


子は世話をかけて当然。


時に優しく、厳しく愛情を込めて育てあげろ。



今は見守り、背負え。



子よ、


元服するまでは親に甘えろ。


ただ、元服したならば


自己責任が問われる世界。


甘えてばかりではならぬ。


沢山、親に背負ってもろうたならば



次はお主達が背負え。



このようにな。


嗚呼、長くなったな。



伝えたきこと山程御座るが



これからの人生


苦しいこと


楽しきこと


悲しいこと


嬉しいこと



様々あれど



誠実であれ。



真心を持って相手に接するべし



さすれば、明るき未来へ繋がるであろう。



「虎之巻」にて様々な事を伝えてきたが



それを踏まえ、戦ってくれ。



皆に出会えて良かった。



名古屋おもてなし武将隊として皆様と戦が出来て良かった。

明日からも心は「共に」


情熱をもち


うみの笑顔を忘れず


適度な自信をもち


戦おうぞ。


では、また会おう。さらば!
良き夢を見よ。