将軍かく語りき


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初代江戸幕府将軍にして
本丸御殿、夜
徳川次郎三郎家康である


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名古屋城にて





皆を迎えた後






本丸御殿を





とある者達へ紹介をした






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それはまた





我等の頃は物の怪の時間とされたが




やはり






特別なる雰囲気がいたす





濃密なる時を過ごすと本丸御殿を出て




外では夕空に焼ける日輪が





地平に沈む直前であった






そして






その周りには二重の虹が架かっておった










世は美しいと






そう思うた十五分後







闇が多い夜が訪れた













家康