前田又左衛門利家也。



名古屋城へ登城せし皆々、大儀ぞ。


本日、二十一日。

我が甥 慶次郎。

名古屋城登城客の厄災を一挙に被るが如く、傘を粉砕消失。


皆の者。

此れで本年は安泰じゃ。

皆の厄払いを彼の〔あの〕慶次郎が、彼の慶次郎の傘が引き受けてくれた。

思えば、慶次郎が怪我を致すと大事な日が晴れたり、慶次郎が転ぶと無くした物が見つかると申す事がようよう御座る。


皆も次に慶次郎に逢う時には、直接礼を申すが良いぞ。


皆の元に仕合わせが訪れるで在ろう。


慶次郎も申して居ったが、武将博では我等が三英槍も揃い踏み。

儂と慶次郎と肥後の清正。

日ノ本全土の武将隊が揃う武将博に因んだ此の特別布陣は、二日目の最後。

三隊合同演武〔パフォーマンス〕、乱舞で観る事叶う故、是が非でも参陣致せ。

詳細は此方。



皆の衆、来る〔きたる〕二月三日、四日は中部国際空港セントレアで又逢おうぞ。

今夜から又底冷え致す寒さが戻ると聞き及ぶ。




負けるで無いぞ。



名古屋おもてなし武将隊 一番槍
前田又左衛門利家