前田又左衛門利家也。
時は明治四十三年。
我が前田家の末裔に、美男で天下一と成りし者が居た。
然し乍〔しかしながら〕、目方で男が売れたとて詰まる処 男とは面構え。
生き様こそが其の者の表情と成り、顔と成る。
面を誉められるより面構えを誉められねば為らぬ。
者共、心に刻め。
名古屋城へ登城せし皆よ。
大儀ぞ。
本日の陣笠隊 足軽 なつ、踊舞〔とうま〕。
徳川家康殿とは名古屋城と宵の電波放送戦〔CBCラジオ 名古屋おもてなし武将隊 戦国音絵巻〕を共に致した。
戦国音絵巻 放送戦 四百回 祝着至極。
出逢いし皆よ。
大儀ぞ。
踊舞よ。
一日、我が供を勤めし戦働き苦労で在った。
皆の衆、愉しみ勇めよ。
名古屋おもてなし武将隊一番槍
前田又左衛門利家