皆おはようさん。


名古屋おもてなし武将隊、加藤清正である。




嵐が来ておる。大事ないか?



儂も昨日の朝屋敷に帰れたのだ。



屋敷に戻るまでが戦。



様々な出来事が起きたが


これもまた思い出。



酒盛りにて花が咲くであろう。



はてさて



今日から2日間城守りを務める。



屋敷を出ると嵐の気配。



今日は夜迄名古屋城を守るのじゃが・・



嵐に備える必要があるな。





そこで!



此度は迫る嵐に対する備えの知識を共有致そう。



加藤家家訓!

はいっ!


・・・・。






おい!


復唱せよ!


加藤家家訓!!

はいっ!!


加藤家家訓っ!!




一つ!携帯式らじおの確保!



はいっ!


停電の場合、要の情報を得るには手軽に持ち運びが叶う携帯式らじお、若しくは皆が普段使うからくり機は必須。情報戦である。



一つ!提灯は一家に一つ持て!


はいっ!


現世には懐中電灯なる提灯がある。暗闇になった場合は必ず役立つ故に手の届く場所に置くべし。



一つ!非常用の食と水を確保せよ!


はいっ!


儂も熊本城築城の際には畳に芋の根を織り込み、壁には干瓢を埋め、城内には数多の井戸を作った。主らも日持ちの良い飯をとっておけ。
水は応用出来る故に沢山確保しておけ。


一つ!地図の確保!


はいっ!


己が住む町の地理を把握するのは大切。万一の時何処に避難すべきかを知れ。


一つ!無闇に外出しない!

はいっ!


用事がないものは無闇に外出しないこと。川等水辺には不用意に近づくな。


よーし。



意識しておる者は大義。



しておらなんだ者はこれを機に備えの大切さを知れ。


唐突に始めた加藤家家訓は以上じゃ。



さぁ、戦の者は無事に家まで帰ってこい。


肥後守との約束じゃ。


週始め、確りと戦働きを致そう。



いざ!出陣!

おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!


気をつけてな。無事を祈る。



風邪ひくなよ。