将軍かく語りき
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初代江戸幕府将軍にして
命を懸け護し浜松
徳川次郎三郎家康である
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幕府を開いた儂徳川家康
二十九から四十五で駿府へ参るまで
この遠江(とおとうみ)国は
浜松城を居城とした
領国を増やし安定させるためには
そして
清洲同盟での尾張の兄上、織田信長殿との
契りを守るため
まず武田信玄殿をしかと相手せねばならぬと判断した儂は
それまで居を構えておった岡崎城を
嫡子、松平信康に譲り
三方ヶ原大地の東南端に
浜松城を築城し
隣国制圧の拠点とした
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十七年間住んだここ浜松城
昔は
曳馬(ひくま)城と申したが
「馬を引く」は「敗け」を意味するとならぬ故
浜松城としたのも
儂、家康なり
大敵であり
尊敬の対象であった
武田殿と対峙しておったこの期間は
信長殿だけではなく
秀吉殿とのとも関係を深めた期間
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この間は大戦が多く
姉川の戦い
長篠の戦い
小牧長久手の戦い戦い
そして
関ヶ原の合戦以上の激戦であった
三方ヶ原の戦い
これら全てが
この期間に起こった
三方ヶ原の戦いは
我が生涯唯一の大敗であり
敗戦直後の意気消沈した我が顔を描かせた
しかみ像
と呼ばれしものを
生涯大切にし
自らの戒めとした
そんな
我が人生の中で
大事なる出来事が多くあり
命懸けで護ったのが
浜松
そして
此処で催された
「第四回出世の街浜松 家康公祭り」
そして同時開催の
「家康楽市」
へと
供の足軽陣笠隊 一之助を連れ立ち出陣
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会場は
埋め尽くされんばかりの人と笑顔
多くの民が
訪れた
かような
才ある衣裳意匠家 トシ子なる
傾奇者にも出会おうた
その髪飾りには
浜松の英雄、出世大名家康くんも
浜松城天守すぐ近くの会場であったが
その近くには
東照宮が御座った
儂が浜松城築城中におった場所に
東照宮が建つ
これは
これまで百以上建立されし東照宮の中でも珍しい
いや
唯一
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故に上の絡繰絵巻(しゃしん)は
儂がおったところに儂が鎮座し、それを拝む儂
の図
である
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儂にとっても初の出来事じゃ
歴史がまた一つ刻まれたか
傍には
秀吉殿と儂の銅像があり
新三英傑の誕生
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直後にまた歴史が一つ刻まれた
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家康公祭りに出陣せし武将は他にも
無論
great家康公葵武将隊も
右から
筆頭 酒井忠次 主の太鼓には救われた
本人 尾張拠点徳川家康
本人 三河拠点徳川家康
寵愛 井伊直政 赤備え、浜松所縁の名将
同上 井伊直政 赤備え、浜松所縁の名将
陣笠 一之助 祭り大好き足軽
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万千代(井伊直政)よ
主が十五の時初めて出会うたのも
此処であったな
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そして
何時も何時も
儂は
儂に逢えるのが
嬉しい
何をせずとも分かり合えるのは
儂と儂と家康くんじゃ
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儂が堪忍音頭を舞台上で舞えば
儂も堪忍音頭を舞台下で舞う
堪忍〜
堪忍堪忍堪忍〜
堪忍〜
堪忍forever 〜〜
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そして
勿論
我等も
舞台上で戦
我が大切な地
浜松を
会場の者達を巻き込み
別会場を含め
二度も
語った
。。。。
まだまだまだまだ
語りたかったが
合計三十分
しっかと
伝えて参ったぞ
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儂は遠江国浜松開府の祖であり
儂は尾張国名古屋開府の祖
我が子同然の二つであるが
浜松が先であり故に
学ぶべき事も多い
そして
二つは手を結び
高め合う関係で参ろう
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そんな事を強く思う遠征であったな
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ん
なんじゃ？
我が横に
誰かこっちを見ておる
それも
かなりの至近距離じゃ
気づかんかった
。。。。
一之助
これは
何者ぞ
柱の陰に隠れ
こっちを伺っておるぞ
絡繰絵巻(しゃしん)では
儂も其の者の方向を向いておりではないか！？
何故
気がつかなかったのじゃ
。。。。
！？
。。。。
そう申せば
東照宮にも
この者おったわ！！！！
。。。。
誰じゃ
一体
主は！！！
頼む
誰か
この者の
正体を
教えよ！！！！！
。。。。
唐突に始まる家康問答！
次の内この者の名はどれか(複数可)
壱、井伊直政
弐、井伊直虎
参、真田幸村
四、山県昌景
伍、流債権
六、国造印
七、利益第一
八、前だけ維持
九、とし&たか
十、似生
十一、走BAY
十二、地球外生物
十三、剣山
十四、西遊記主人公 孫悟空
十五、白担当
十六、天下一美丈夫選手権優勝者
十七、KG
十八、松平竹千代
十九、前田犬千代殿(音絵巻中)
二十、毛髪ちく千代
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見れば見るほど味の出てくる男前なり
妖しき以上に魅力が溢れる男なり
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我が命を懸け護りし浜松
大切な かの此処に戻れば
また
見る事叶うであろうか
徳川家康