皆の者待たせたな!
大ふへん者前田慶次じゃ!
我が日記帳を開き大義である。
本日誠に暑き日であったが、大事ないか?
演武に出陣しておらぬ此の慶次…
夏よりも熱い心で燃えておるぞ!
さぁ。
我前田慶次は名古屋城検定戦伝大使と申す任を預かり広報戦をしておるのじゃが、皆々に名古屋城の知識を深めてもらい、より一層城を楽しみ歴史に関心を持ち、飲みの席で自慢話の種にしてもらうべく伝えて参る!!
(踊舞や現世の戦働き五年大義!)
(踊舞や現世の戦働き五年大義!)
名古屋城検定は初級、中級、上級
三段階に難易度が別れており
上級を取得すれば、大名家への士官探し(就職活動)に非常に有利!
此の資格があれば、一〇〇石の価値あり!
庭訓往来(テキスト教科書)も本屋で発売されておる故に参照されたし。
とまぁ日記帳は軽い気持ちで良いから読んでちょ。
然し、名古屋城検定を受ける者は何度も読め!!
皆々名古屋城の見所と申せば
石垣の高さを始め、見るものが圧倒される大きな石は当時の徳川方の権力を現し、築城技術を他家に示すものである。
石垣工事は普請と申して現世の土木工事。
加藤清正は
'石垣'の代名詞を持つ武将であり我等が隊の一人。
名古屋城天守台は清正が担当し
其の見事な天守台は現世では観光地になる程。
武者返しと呼ばれる見事な反りを生み出した石垣は見た目も防御面も耐震にも強く、清正が築城名手と呼ばれる所以であることを抑えておきたい!
此処までは簡単な情報である。
然し!!!
此の前田慶次本年は上級を受ける!
細かく指南して参ろう。
清正は二万の兵を率いた。
其の中に己が気にいる小姓衆もいた。
運び出す石は青い毛氈で包み
綱引きの様に引いた。
何百、何千の兵が石を引く。
大きな石の上に立つのは加藤清正!!!
と覚える者が多い!
しかーし!
清正だけではない!
先程申した、気に入りの小姓も乗っていた!
其奴らは普請だと申すのに綾羅錦繍(りょうらきんしゅう)に着飾り煌びやかな者であったと聞く。
更に清正は、見物人に酒を振る舞い
自ら音頭を取り綱を引く面々に木遣り唄(木遣音頭)を歌わせ 「えいやーえいやー」と鼓舞しながら石を引いた。
清正が派手好き????
答えは違うのぅ。正解は
秀吉様が大坂城築城時にした姿を倣って清正は斯様な事をしたのではないかと。
秀吉様亡き後
徳川の城を築く際に、自らが秀吉様になる。
木遣り唄は後に伊勢音頭として有名になる。此れも抑えておこう。
皆々勉学になったか?
運んだ事実だけでなく、其の意図を知る事が上級を手にする事が出来る!
我も共に学ぶ故に皆も諦めず挑戦してちょーよ!
心休まる。。。
明日は名古屋城で演武じゃ!
返文(コメント)にて三十一度になると読んだぞ!
んーーー
んーーー
出陣…やめ
否あぁぁぁ
参るぞ!
然し乍ら
気合を入れねば。
気合いに満ちた明日の演武観に参れ!!!
では、御休みなさい。
以上
名古屋おもてなし武将隊
名古屋城検定戦伝大使
前田慶次郎利益
追記
待たれよ。熊城の面々具足着ておらんではないか!?倒れる前に着物じゃな