皆の者達者であるか?

大ふへん者前田慶次じゃ!




我が日記帳を開き大義である!昨日は誠にありがとさんじゃった。皆々今日という戦働きに励め!!
此度の日記帳は、我が歴史授業日記である傾奇者指南部屋をお届け致す!最後まで確と読め!

して、
本日は桜の日らしい。知っておったか?
何か桜に絡めた日にして参りたいものだ!
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名古屋城の桜である。
如何であるか?


前田桜守利益として、桜を愛でずにはいられない。
好きな花は無論、桜に候。
襦袢に身に付ける半襟生地は己が選定し着用しておるが、桜柄が一番多いな。

主が好きな花は何じゃ?




名古屋城は毎年春の陣と申して祭を開催!
城内に植えられた桜の数は約千本、約十種類!


県内屈指の桜名所として其の名を轟かす!


桜城と言っても過言ではない!



更に名古屋城は天文の変(スターウォーズ)展覧会を催しておる!

万国に通ずる天文の変の秘話を見聞きしたき者達は是非にも見てもらいたい!


我も足を運んだが、






か〜
かぶいとるのー!!!



てな具合!




もう少し説明しよう。




絵巻に使用される衣装を始め小道具等が展示されておる!また絵巻の軍師陣による解説もある!


これだけでも興奮するのじゃが。




我が印象に残ったのは





絵画である。




万国に名を知らしめる絵師達が
天文の変の一部場面であったり、裏話部分を描いておる。




安土桃山期に活躍した
長谷川等伯を沸騰させる絵画。



長谷川等伯は自然絵を多く描き
天下人太閤殿下を唸らし、第一線の文化人千利休様も認めさせた上に!
当時の画壇は狩野派と呼ばれる一族が、其の名を轟かせていたが、一代にして其処に肩を並ばせたのが長谷川等伯である!



現世で申せば
ジブリ隊と言う日ノ本で有名な絵師達がおるが、其処に肩を並べること。


長谷川等伯は幼子の時より画壇に携わっていたが、不遇が襲い続き。仕事が減り故郷能登を離れて上洛!!
戦国の世では平均寿命四十歳辺りも考えると、非常に珍しい三十歳を過ぎてから人生の再出発をする。


今で申せば、三十歳を過ぎてから
絵筆一本持って駅のホームとらやで仲間に
「俺東京に行って花咲かせてくるぜ!」
みたいな状況である。



当時京に登り、初めて描いた作品は住職の絵。
此れが現世では高く評価され重要文化財に指定されておる。実力は確かであった。



然し、等伯は画壇界で陽の目を見る事が出来なかった。



狩野派の存在。
特に当時としては狩野永徳と言う伝説的な絵師がおった故に、皇室を初め信長様の様な大名達も狩野派に絵画を任せていた。


権力者の
お抱えになるのは難儀であったのだ。


狩野派の独擅場となっておる画壇界で、地方から夢を見て上洛した等伯は諦めるどころか。







好敵手(ライバル)意識剥き出しで
「絶対に彼奴らに負けない!天下一の絵師になってやる!」
我の負けず嫌いな如く、等伯は心に誓う!




すると
等伯に幸運が訪れる。(諦めなけば夢は叶う)
千利休様との出会いであった!


堺の商人とよく交流を深めていた等伯は、千利休様と出会い、仕事を任せられた!


其れが京にある大徳寺金毛閣の装飾画を描く事!
絵師にとって夢のような仕事で、狩野派を押し退けてこれを任せられた事は、京に其の名を轟かすことになった!


大徳寺とは皆々が良く知る
一休さん。あの者が勤めた場所でもある。



其れからは千利休様の支援もあり様々な絵画を担当。
時に、天下人秀吉様関連の仕事を任せられた。


何と、天皇御所に飾る障壁画を描けと。
遂に一介の地方絵師が天下一の絵師になれる好機が巡ったのだ!


正に下克上!!!天下一を手にするわけだ!






然し、其れを面白いと思わない人がいた。




狩野派である。
狩野永徳は今迄の人脈を使い、あの手この手で等伯から仕事を取り返したのだ!




狩野永徳からしても、一族の名誉を守る為に止むを得ない状況であったろう。




等伯は夢半ばに潰えた。




然し!天は見ておる!!
等伯に再び好機が訪れる!
狩野永徳がこの世を去り狩野派は力を弱めた。



其の時分、秀吉様の御子息鶴松様が幼くしてこの世を去りました。


秀吉様は弔いのために、菩提寺の建立を命じられら、其処の障壁画を等伯に任せた!


して、等伯が生み出したのが国宝『楓図』である。


秀吉様は障壁画をえらくお気に召して
等伯は、名実共に天下に名を轟かす
天下一の絵師と成ったのだ!!



と長谷川等伯の話が盛り上がってしまったが、歴史の勉強になったか??


等伯も夢を叶える大切さを伝えたわけじゃ。




天文の変展覧会で
目にした絵画は、自然との調和も多く
立体的な描き方をする事で、平面な筈の絵が浮かんで見えた。




これは、一見の価値あり!!





我としてこの展覧会に参陣し
ジェダイとは何ぞやと今一度考えてみた。



武士を題材としたこのジェダイとやらも
泰平を目指し、世の趨勢を見極め、来たる時に力を発揮する!


何やら豊臣政権から徳川政権に移りゆく戦国の世に生きた武士様である。



其々の想いがぶつかり合う。
打刀でも太刀でもない。 




ライトセーバーを使うのだ!





ぶーん



ぶんぶんぶーん
ばしー


じりじり



どぅん


ばーん


ぶん




じぇ
じゃ



ばび



どどん




戦いの場面は、武士故に血が滾る!

皆々にも
天文の変是非に見てもらいたい!
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では、皆々今日も我等のラジオ戦国音絵巻を聴くのだ!!



以上
名古屋おもてなし武将隊
天下御免ノ傾奇者
前田桜守利益