前田又左衛門利家也。



名古屋城へ登城せし皆々、大儀。

尾張名古屋の気質は四百年前より変わるまい。

祭り好き。

嘗て、織田信長様は賑やいだ事を好まれた。

織田家臣の皆も又、同じ。

陣笠隊 一之助〔かずのすけ〕も又、同じ。



一之助は日ノ本全土、全ての土地の祭りを網羅致す。

祭りの事を聞きたくば、一之助に聞け。


尾張名古屋の民は、喋り好き。

長鉄籠〔電車〕で隣り合う者とも直ぐに打ち解けて参る。

喫茶文化が根付いておる事からも、此の気質は確かなもの。

儂、前田利家のべしゃりの血が尾張名古屋に脈々と流れておる事を嬉しく思う。


信長様も、秀吉も、徳川殿も、嘗て天下統一へと導いた郷土三英傑の面々は、皆、情報戦に強かった。

此、べしゃりによる情報入手が確実で有る事が分かる。

現世に於いて、情報交換の処は喫茶。

四百年前より続く、人懐っこい尾張名古屋の気質に触れたくば、名古屋喫茶にいざ参れ。

黒豆茶〔珈琲〕一杯で〔モーニング〕為る朝食が付いてくる、嬉しきもてなしも待っておるぞ。


さぁ、黒豆茶を飲んだなら名古屋城へいざ参れ。

明日は演武〔パフォーマンス〕ぞ。

午前十一時より開戦。

我が甥、慶次郎も待っておる。





名古屋おもてなし武将隊 一番槍
前田又左衛門利家