前田又左衛門利家也。



皆の衆、息災であるか。


名古屋城の直ぐ近く、名古屋能楽堂。

メ~テレ〔おもてなし隊なごや〕の撮影戦に出陣。



嘗て、儂も三日に一度は稽古に励んだ能。

其の記憶を呼び起こし、実際に舞台で能を披露。


楽器にも触れ、指南を頼んだ河合殿も詰まる処は気合いです。と申す。

何と。気合いは得意じゃ。

流石は利家様。筋が良う御座います。と申す。


其の様子は七月二十日の放送を待て。


さぁ、八月には此の能楽堂にて絆 夏の陣開戦。

荘厳為る此の舞台で、新演目や刀剣談義を皆々に披露致せる事。

此、至極の悦び也。

名古屋城の演武〔パフォーマンス〕では、野戦故に伝わらぬ繊細な処も存分に見せる事叶う。

皆々も、我等の普段とは違う演目を刮目致せ。



演武来客千人とは、世に広く知れ渡る事。

我欲を捨て、無心の内に湧く想い。

唯一つの信念を持ちて。

無心の内に鼓を打つ。此と同じじゃな。

故に、我等武将は能を愛でるのじゃ。



エ゛イヨオオオオオ。タン。



鼓の高き音が胸を打つ。

集えや皆の衆。

名古屋城で待っておる。





名古屋おもてなし武将隊 一番槍
前田又左衛門利家