将軍かく語りき
・・・・
初代江戸幕府将軍にして
器用とは問う
徳川次郎三郎家康である
・・・・
巧く
物事を進められぬ我
時より器用さを兼ね備えた仁に魅せられる
愚鈍にも
やはり
考えを軽率に変えず
耐え
間違いを
改め
こうべを今一度あげ
参りたい
巧く致すより
くまなく喜びたい
それまでは
辛抱しんぼう
皆が歓ぶ場が整うまで
一度やりきりたいのう
失敗じゃったら
全部なおそう
これが
ええぞ
と己自身が語りかけてくる
悩みし者は
儂も共に在るぞ
明日は蝦夷ぞ!
彼の地の皆皆にまた会える事嬉しく思う
そして
帰名した暁には
名古屋や名古屋で会う民に
会いたき所存
家康