皆の衆今晩はじゃー!!!!!!!!




寝たき時に寝
起きた時に起きる男


前田の慶次である。



皆の衆布団の上か?
湯浴みの最中か?
果ては、夢の中か?




儂が筆を取ってやるに
未だ日付け跨ぐには早いぞ!



早いぞー!





して、聞いてくれ。









ここ最近
此奴の名をよく耳にする。














「真田幸村」






左様。赤備えにして日ノ本一の兵と言われし幸村じゃ。



清正も申しておったわ。



「慶次殿は本年、幸村殿に間違えられる」とな。






名古屋城で出会う民の中には








「あれ!?真田幸村じゃね?」とな。















儂は




天下御免ノ傾奇者
まえだけいじ
じゃ!!!!






赤い甲冑着ておる者が全て幸村ではない!



何なら儂の方が幸村より歳上じゃ!
儂の方が早いからな!








と戯言はこの辺りで。




幸村は現世では当世故に、致し方無い。
そんな幸村は
日ノ本一の兵と称された。





戦国最後の大戦



大坂夏の陣
と呼ばれる戦において、幸村は勝機を見出した。



相手の総大将
徳川家康の首を取ればよいと。


家康殿も此の時歳じゃからな。
大変じゃったろうに。



幸村は本陣へ突入して三度に渡り攻撃を仕掛けたらしい。
家康殿も腹を切る覚悟をした程猛攻であったと聞く。



幸村の奮戦は徳川勢の心を打ち。

真田日ノ本一の兵(つわもの)
徳川方、半分敗北

と称賛の言の葉が島津家が記した書物に残っておる。





日ノ本一の兵とは
見事な最期であったと想像できる。




我も
この身が朽ちる其の時までに
日ノ本一と謳われる武功を挙げたいと
思う。


後世に名を残す。


現世では
どういった功名の上に
名を残す事が出来るか。


武士の散り際こそ
最大の美徳也。





幸村から教わる傾奇者であった。










では、夜更かしするでないぞ。
夜更かしするのは、傾奇者だけじゃ。
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以上
名古屋おもてなし武将隊
天下御免ノ傾奇者 前田慶次郎利益