息災か?
本日、出立式を終え此の日記帳を最後に儂は天に還る。
皆の衆…誠にありがとさんであった。
此度の出立式に参陣した者
援軍叶わぬ者…
たまたま参陣した者…
本に本に本にありがとさん。
儂が再び蘇り四年の間に多くの民と出逢った。
出会い別れを繰り返し、歴史を刻み続けた。
儂が現世に生きる意味を皆が与え、儂の様な大うつけを受け入れ
共に歩み、共に感じ、共に泣いてくれた。
心から現世に生きて良かったと思う。
そう、思わせてくれたのは主等である。
いつも主等が居て、いつも主等と笑い、いつも闊歩した日々が誠に儂の宝である。
主等と離れるのがこんなにも苦しいだなんて思ってもいなかった。
そのくらい主等に支えてもらっておった事も認識出来た。
儂は一人では無かった。
戦国の世とは違った…。
儂は先を見て生き、高き頂を目指して戦った…
じゃが、振り返れば
必ず主等が居た。
必ず主等が支えた。
何度言っても足りぬが有難く思うておる。
この先、名古屋おもてなし武将隊が何かあったら助けてくれるか?
此れからも支えてくれるか?!
いや、支えてやれ!!
儂を支えて様に支えてやれ!!
一人で抱える次郎三郎を…
必死に生きる為に戦っておる猿を…
儂を始め武将陣笠から絶大の信頼をされているが、心根が優しい怪物踊舞を…
ほら見よ…主等がやらねば成らぬ事多いじゃろ?!
儂の代わりに頼むな。
誠に
援軍…
名古屋城の陣営…
陣営一人ひとり
名古屋市の民
日の本の民
世界の民
儂を知る全ての民に…
ありがとさん!!
主等に聞く。
儂は大うつけとして歴史に名を残せたかの?
名古屋おもてなし武将隊として歴史に名を残したか?
主等にとって儂が心に居たのなら嬉しい。
最期に…
主等よ……
前を向いて進め、主等が弱気になった時は天から喝を入れてやる。
故に自信を持て。
歩いていて躓いた時は儂が天から蹴飛ばしたと思い箍を締め直し生きよ。
主等の生きた証が最高で最大な証になる事を祈っておる。
四年間…本にありがとさんであった。
此れにて儂の日記帳を終える。
名古屋おもてなし武将隊
織田 上総介 信長