前田又左衛門利家也。



電波放送戦。

CBCラジオ〔名古屋おもてなし武将隊 戦国音絵巻〕

耳を傾けし皆々、大儀。

矢文も確〔しか〕と受け取った。


さぁ、先刻でも申した半刻〔一時間〕二百人即突〔200人の客人と写真対応〕。


其の数、二百十五名。と一匹。


御館様〔信長様〕、やりまして御座いまする。

客人である皆々の協力も有り、何とか目標に達する事叶い申した。

此度の行い。御館様の成される事を理解致したく、又、我等に向けられた試練と思い行動致しましたが、短き刻〔とき〕でも誠意を持ちて接する事、客人の大切さ、視野を広く皆に気を配る事、仲間との連携。

一度に多くを学び、此よりの糧と致します。

御鞭撻〔ごべんたつ〕、誠に有り難う御座いまする。


陣笠隊 一之助〔かずのすけ〕も又、御館様の御心を察し、儂に尽力致しました。


失礼乍〔ながら〕、我等も御館様を御支え致す構えは出来て居ります故、存分に其の生涯を全う致して頂きたく存じまする。



名古屋城本丸御殿 第二期公開まで、残り百日と為り、我等も新たな一歩を踏み出さねば。

御館様より賜りし、

又左は未だ未だ爪が甘く、客人を満足させるに足る男に早く成れ。

此の御言葉を胸に此よりも精進致す。



皆の衆、心病気に成れども必ずや明日を夢見て生きて行ける。

そんな世を我等は形に致す。

主等の抱える一抹の不満も、一つ一つ解決致して参る。

足を止めずに我等に続け。



人生は短き故、存分に楽しみ勇めよ。



名古屋おもてなし武将隊 織田家一番槍
前田又左衛門利家