前田又左衛門利家也。



食欲の秋も過ぎ、なかぬなら鳴まで待よ郭公〔ほととぎす〕の季節。

左様。

皆々、〔徳川家康の食べる味噌〕は食したか。



我が治めし加賀前田家では、料理で客人をもてなす事に力を入れておった。

此度は、前田家の筆頭として皆々に食べる味噌の旨い食し方を伝授致す。



里芋の煮物 と 食べる味噌。

味噌煮として 食べる味噌 を使うと直ぐ無くなる故に、出汁、砂糖、醤油等で味付け致した里芋の煮物に少量付けて食すべし。
煮物を味付け致す際、砂糖を少なめに致せば 食べる味噌 の味わいが引き立つであろう。



さぁ、今宵は電波放送戦。

儂も確と拝聴致すぞ。

皆々も矢文を飛ばし参陣致せ。



昨日、名古屋城へ登城せし皆々、大儀。


献立に迷う事あらば、又、前田家のもてなしを伝授致す。



名古屋おもてなし武将隊 一番槍
前田又左衛門利家