前田又左衛門利家也。



名古屋城へ登城せし皆々、大儀である。

今節、皆々を巻き込める良き交流を思案致し辿り着いたは 戦国問答 為る催し。

我が出陣の折りには、陣笠隊をも巻き込み色々な趣旨の問答に取り組んでおる。


此度、飯を拵えるのが上手い陣笠隊 なつを引き連れての出陣故に、飯に関する話題から問答を致した。


初めて名古屋城へ参った皆々も、積極的に参陣致し実に盛況であった。

名古屋城へ通い慣れた主等の積極性にも痛み入る。


さぁ、次に儂の餌食と為る陣笠隊は誰ぞ。
皆々も楽しみに致せ。



宵は、なつを引き連れての電波放送戦。
CBCラジオ〔名古屋おもてなし武将隊 戦国音絵巻〕出陣。

太閤殿下、豊臣秀吉。


此度は、豊臣家臣の話や、御大将御館様の話題にも触れる事叶い、儂の心は満ち足りた。
此の心、主等に響けば本望である。

否、主等の心を叩いて砕く。
戦場では、傷付いた箇所を泥を塗り塞いだ事あれど、電波戦では言ノ葉で埋めてゆく。

主等の鬱憤、我が槍にて打ち砕いてくれるわ。

砕かれたくば、次の電波戦も楽しみに致せ。



砕かれたく無き者は、秀吉に頼め。



さぁ、宵は陣笠鍋を囲もうか。

否、汁講〔味噌汁でもてなす宴席〕に興じるのも又よきかな。


とは申せど、我等武士。
昼日中に飯を食したれば、宵は食さず呑むばかり。



皆の衆、呑んだら乗るな。乗るなら呑むな。登城せぬなら一生乗るな。

皆々の息災無事と共に、名古屋城登城待っておるぞ。



名古屋おもてなし武将隊 豊臣家五大老
前田又左衛門利家