御早う御座る。加藤清正である。

 明日は名古屋城へ登城予定である。出陣の刻が変則故に伝え申そう。

10時~12時
15時~16時

 此の二度の予定。登城予定の皆々には参考になればと思う。





 さて本日は、武将・片桐且元殿の命日である由[よし]。



 我が主君・豊臣秀吉様の近江国進出後からは共に仕え、『賤ヶ岳の戦い』では「賤ヶ岳七本槍」として名を馳せた勇将。
 その後は裏方的役割が多く、また華々しき活躍からは遠ざかるものの豊臣家にとって重要な役を果たした武士じゃ。

 特に秀吉様御隠れの後は、儂も彼の者も豊臣家と徳川家の和平を模索致した。

 結局、豊臣家は『大坂夏の陣』で滅亡の道を迎えた。儂はそれを見る事無く此の世を去ったが、片桐殿は徳川方としてその運命を見届け、直ぐに後を追う様にして去った。

 豊臣と徳川の間を取り持つべく両家を往き来した事が、豊臣家家臣の一部から内通と疑われ豊臣家を追われたのだ。
 不遇の身となりながらも志半ばに倒れた我が代わりに数奇なる定めを受け止めて見届けてくれたのであろうか・・・。





 今は甦りし武士として我こそが今日も戦い続ける・・・。


加藤清正