第六天魔王 織田 上総介 信長である。



終わった。。。



当たり前の日常から当たり前ではなくなる刻。



儂と共に歩み、共に苦しみ、共に楽しんだ
者達との別れ。


そりゃ、辛くないと言えば嘘になる。


じゃが、いつまでも悲しんではいられない。
奴らが築きし此の形を更に大きく、更に強固なものにする為に戦わなければならない。



出立式は始まりでもある。




此度、援軍の皆々の涙を胸に刻んだ…


涙の分だけ重圧や期待を感じたが、その分だけ楽しみもある。


出立式でも伝えた様に、彼奴らが後悔させる様、儂は命をかける。


儂と主等の為にも。


だから、ついて来い!!


儂が求める世界に…


儂が求める文化に…



後悔はさせぬ。





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大好きな猿。

三年もの間、いつでもどんな時も常に儂の味方をし儂を支え抜いた。


もしかすると、儂を嫌ってしまったのかの。笑

彼奴と過ごした一日一日は、儂にとっての本当の宝。


猿よ…儂より先に天に帰りやがったな!

あんだけ、支えると言ったのに…あんなに儂の事が好きじゃと言ったのに。

でも、良かろう。

主のお陰で儂はまた強くなった。

ちいと、歴史は変わるが儂が再び世を作る。


又な!



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又左へ

主が現世にとどまる決意をした刻の事、今でも覚えておる。

その覚悟に儂の力で、留まって良かったと思わせてやろうと心に誓った。

どうであったか?


熱さが取り柄の又左であるが、其の熱さに幾度となく救われた。

不安症で、手がかかり、寂しがりやの又左が天に帰るのは寂しいが、後は任せよ!


主が儂に任せて良かったと言わせてやる!


その時は酒でも呑もう。


又な!


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慶次郎…

主の一本気な所好きである。

この三年間、苦労の連続であったな。

苦労を重ねすぎた結果、主には輝きというものを手に入れた。

其の輝きが人を惹きつけ、何より儂を惹きつけさせた。

天晴れである!!

主の顔を見てゆるりと話すと、色々な思い出がありすぎて涙が出てまう故に、またにしよう!!


では、又な!


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亀吉や…


お前は誠に不器用。
本心は優しいのに、不器用。

でも、想いは強く野心を感じる。

だからこそ、儂は主が誠に大切であった。

儂も照れ臭い故に、大切じゃとは云えず此処まで来たが、主は儂の宝である。

もう、戻る事は無い故に、また必ず会おうな!!

必ず!!


では、また!

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元気!へ


お前はたわけの極み!!


何故儂を置いていく。


儂は主に出会い、生き方が変わった。

主に会うと、心の底から楽しめる。

主に会うと、心が洗われる。

主に会うと、元気になれる。

主に会うと、生きる意味を感じれる。


儂にはないものをたくさん持つ主が好きである。


うるさくて、単純で、実は涙もろくて、人が大好きで、他人の事を第一に考える優しさを持ち合わせた主が好きである。



儂は主に出会えたこと…誇りに思う。


大儀である。




此度五名の出立を心から祝福したい!
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そして、此の十名で出来た事が儂の財産となる。
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だからこそ、更なる飛躍を目指す!

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援軍叶わぬ皆も…

此度参った皆も…


世界一の家臣である。



大儀である。